観光協会視察研修に参加!

   11月17日(火)野木町観光協会(小島 三利会長)主催による視察研修が開催されましたので、協会員として参加しました。
当日は24名の方が参加していました。
 視察先は、フクロウで有名な那珂川町の鷲子山上神社(とりこさんしょうじんじゃ)、那須烏山市の山あげ会館です。
交通手段は町所有のバスを利用しました。


途中芳賀町の「道の駅はが」でトイレ休憩し、旧市貝町をぬけて目的地の神社に到着しました。

役場バス

役場バス

道の駅はが

道の駅はが

 

 

 

 

 

 

 鷲子山上神社はフクロウで有名と聞いていましたが、驚くほど神社全体がフクロウで一杯という感じでした 。

神社入口

神社入口

展示室

展示室

展示室

展示室

展示室上口(玄関)

展示室上口(玄関)

 

 

 

 

 


特別に社殿内にある展示室を拝見する機会をいただきました。
この展示室のある棟は、伍智院という水戸黄門翁が滞在された建屋にあり、上り口には衝立絵が立ててあります(写真)。
当神社がフクロウを祀っているということを 聞いた東京の篤志家の方が、個人で収集したコレクションを寄付してくれたものを、展示しているとのことです。
また、境内にも多くのフクロウの彫像等が置かれています。

手水場

手水場

フクロウ灯籠

フクロウ灯籠

フクロウ柱

フクロウ柱

 

 

 

 

 


昼食は那須烏山市に戻り、八溝そばの味を堪能したのち、山あげ会館を見学しました。

山あげ会館

山あげ会館

山あげ台車

山あげ台車

山あげの作成場

山あげの作成場

 

 

 

 

 


 山あげ会館では、指定管理者として当館の管理を委託されている市観光協会の事務局長様から、観光協会の経緯と現状について貴重な話を伺うことができたほか、山あげ祭の実写ビデオを観させていただきました。
また、名物勘助じいさん(人形)の語りによる説明を受けました。
 *山あげ祭は、国の重要無形民俗文化財指定を受けた日本一の野外歌舞伎です。

 旧烏山市時代以前から全国でもいち早く観光協会が結成され充実した環境下で活動してきた経緯はあるそうですが、現在は、会館管理の指定管理料として年間1,300万円を市から支払われているが、現状の人員3名はボランティアとアルバイトであり、管理の外観光に関する各種イベントに携わることになるため非常に大変であり、事務局長などのなり手がいないというのが現状だそうです。

 帰路は、下野市の「道の駅しもつけ」にて土産購入のため休憩しました。
平日ではありますが、多くの車が駐車して賑わっていました。

(追伸)
 今回の視察研修では、神社の神主夫人の一生懸命さが大変参考になりました。
当日も我々のために説明役を買ってでていただきましたが、神社の評判を拡げようと一生懸命でした。
話によれば、当神社をフクロウの神社ということで有名にした立役者だそうです。
神社の御祭神が天日鷲命(あめのひわしのみこと)といわれる鳥の神様であり、古い時代よりフクロウが大神様の御使い・幸福を呼ぶ神鳥として崇拝されてきているということに着目し、フクロウによる神社振興を図ったそうです。
 野木町の観光振興を考える場合にも、この考え方が役に立つのではないでしょうか。
観光はあるのではなく、自らが創り出すものであるということです。
そのためには、町民全体が一つにならなければだめです。
一つになるためには、わが町における観光とは何か、を明確にすることが必要ではないでしょうか。
漠然とした中で観光観光といって各論(事業)を進めても説得力はありませんし、町民の理解を得ることは難しいのではないでしょうか。
原点に返って、観光の定義から章を起こしてわが町における観光基本構想(計画)を策定することが必要と考えます。
これまでも一般質問等で提案してきているところですが、残念ながら実現に至っていません。