平成27年3月定例議会一般質問

 この度の一般質問においては、「組織機構改革について」と「職員の再任用について」というテーマで質問を行いました。 組織機構改革については、今年度に初めて導入した部長制について導入後の検証と評価を行うため取り上げたものです。併せて地方創生戦略を推進する上で不足していると想われる総合政策力の強化を図るための組織見直しの必要性について質問しました。

 また、職員の再任用については、これもまた今年度に初めて導入された制度であることから、その運用の評価について質したものです。

 部長制については、当初の導入目的である1意思決定システムの明確化

 2トップマネジメントの支援機能の整備・行政改革の推進体制の強化 3総合計画に対応した組織体制が十分に機能しているかという3つの観点から質問を行いました。概ね当初の目的を達成しているとの回答でしたが、検証する上では職階位(課長、係長、職員)別の評価を聴くことが必要であること、また部長制の導入に合わせ業務遂行のやり方を見直すことが必要であることを広報戦略及び議会とのスケジュール調整を例として挙げ、改革を加速するよう訴求しました。

 地方創生戦略の遂行に対応した組織見直しについては、総合政策力の強化を図るため根本的な組織見直しが必要であることを訴求しましたが、要員事情から根本的な見直しを行うことが難しいため、庁内に設置する総合戦略推進本部と庁外者で構成する総合戦略会議との連携を図ることにより対応する旨の回答がありましたが、加えて若手職員から成るプロジェクト体制による業務遂行体制を構築して進めることを提案したところ、検討したいとの前向きな回答がありました。

 職員の再任用については、国の方針による制度の導入であるとしても、税金を投入するという面からすれば単に年金給付年齢と退職年齢の差を埋めるための対応措置として位置づけるのでなく、職員の力量をいかに活用する仕組みを導入できるかを検討するべきであり、その点での導入後の検証を求めたものです。

 今後とも対象者が増えることから真摯に検討していく旨の回答がありました。