町議会選挙に期待すること!

 統一地方選挙に合わせわが町においても4月26日(日)に町議会議員選挙の投開票が行われます。私も当事者となりますが、この選挙に期待することを一言申し述べさせていただきます。

 この度の選挙はわが町にとって、従来とは違った重要な選挙になると想われます。 昨年末国では「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が閣議決定されています。これによりわが町においても、平成27年度中に「野木町創生総合戦略」を策定することが努力義務化されました。
 日本創世会議の公表ではわが町は辛うじて消滅自治体の対象リストに載らなかったもののその判定数値は-47.1%であり、消滅すると判定される値-50%に近い数値であります。 このような状況にあるわが町にとって、これから取り組むことになる野木町創生総合戦略の成否が町の将来の命運を決める重大事であることは、町民の皆さまも危機感を持って受けとめられていることと拝察します。 その創生総合戦略の成否のカギを握るのは町執行部の力量にかかるところも大ですが、二元代表制の下における町議会の果たす役割は、町民ともども重要なキーファクターになります。 その町議会を構成する議員を選ぶ機会が今回の選挙になりますので、その意味で従来と違った重要な選挙に位置づけられると考えます。

  では、従来の選挙となにが違うのでしょうか。
 それは二つの面で考えられると思います。
 まず一つ目は、議会を構成することになります議員のあり方です。 確かに議員の果たすべき役割として執行部の業務運営を監視する機能はありますが、二元代表制の下で上説した野木町創生総合戦略に取り組んでいく上では、単にチェックということで執行部の提案に反対していればよいということにはなりません。議会及び議員として対案提示や施策提案を積極的に行うことではじめて町民の負託に応えていることになります。
 ということは、今回の選挙に立候補する候補者は、自分が考えている政策集を積極的に提示して町民の審判を受ける責務があります。政策集を提示することで町民の選択の幅を広げることができます。

  二つ目は、議員を選ぶ選挙民のあり方です。
 伝統的にわが町では地縁・血縁に根差した選挙行動になりがちとの声を耳にします。候補者自身が知人に働きかけることや趣味の仲間に働きかけることは当然な行為だと思います。しかし情実的な関係に頼るだけの選挙活動はどうでしょうか。
  是非、町民の皆さまには候補者の人物及びその政策に着目して投票していただけることを願うものです。
 皆さまが期待し希求する議会になるかどうかは選挙権を行使する町民の皆さまに懸っていると言えます。