平成29年10月26日(木)~27日(金)の日程で、議会運営委員会の所管事項調査が実施されま
したので、委員として参加しました。
調査事項は「議会改革の取り組みについて」というテーマで実施し、栃木県那須町と福島県小野町を訪
問しました。
先ず、那須町の概要について報告します。
◆町の概要
行政人口 25,816人(H29.4.1現在:住民登録人口)
男:12,773人 女:13,043人
*対前年度 234人減少
世帯数 10,236世帯(H29.4.1現在)
*対前年度 75世帯増加
産業別 第1次産業 1,593人、第2次産業 2,676人、 第3次産業 6,989人
人口 総数 11,802人
*平成27年国勢調査
面積 28.725㎢
町花 リンドウ
町鳥 カッコウ
町木 ゴヨウマツ
予算 115.1億円(H29年度当初一般会計)
沿革 昭和29年11月3日、那須村・芦野町・伊王野村の1町2村が合併し「那須町」が
誕生しました。
観光 雄大な那須連山の麓に広がる高原エリアは、観光と酪農を主体とした一大リゾート地
として発展を続けています。
今なお噴煙をあげ、町のシンボルとなっている那須連山の主峰茶臼岳がそびえ、その麓
に拡がる高原地帯には、緑豊かな大自然の中に開湯1360年を誇る那須温泉郷や御用邸を
控え、さらには別荘、保養所、ゴルフ場、レジャー施設、美術館等も充実し、首都圏の
一大リゾートエリアになってます。
また、平成6年度には「マウントジーンズ・スキーリゾート那須」、さらに平成10年度
には「那須どうぶつ王国」が開設され、これまで夏に集中していた観光需要が春秋冬季に
拡大し、通年型リゾート地としての整備に取り組んでいます。
将来的には、国際観光地「那須」の中核的な観光・宿泊の拠点を目指し、道路交通網の整
備による渋滞緩和を図るとともに、地元住民の意向をふまえながら「世界に誇れる観光拠
点」にふさわしい空間づくりに取り組み、湯本温泉街の活性化を目指しております。
特産品 那須牛、とちぎ八溝材、芦野石
◆議会の概要
議員定数 条例定数 16人 現在数 16人
任期 平成27年2月26日~平成31年2月25日
党派別 無所属 14人 共産党 1人 公明党 1人
年齢 平均年齢 58歳 最年長 72歳 最年少 44歳
性別内訳 男性 14人 女性 2人
委員会 常任委員会(総務:6人、産業建設観光:5人、民生文教:5人)
議会運営委員会:6人
特別委員会(予算審査:16人、決算審査:15人 監査委員を除く、那須町議会広報:
5人)
協議会 議会改革推進協議会:議長を除く議員全員で構成する。
会長は副議長、副会長は議会運営委員会委員長。
議会改革推進協議会理事会:協議会の運営と詳細検討のため設置。
構成員は会長+議会運営委員
専門部会:具体的な検討事項を付託するため、専門部会について規定。
第一部会:総務常任委員会(委員会等の傍聴、議会中継、議会HPの充実、議
会だよりの充実)
第二部会:産業建設観光常任委員会(議会報告会、公聴会及び意見聴収、議会
基本条例、議員の自己評価導入、議員定
数、議員報酬)
第三部会:民生文教常任委員会(通年議会の導入、夜間・休日議会、議会事務
局体制、一般質問(反問)、条例提案、議会
権限機能、所管事務調査、予算・決算特別委
員会)
議長・副議 地方自治法上は4年となっているが、実質的には2年。
長の任期
常任委員等 2年(条例)
の任期
議会事務局 職員数:4人(監査委員書記兼務)
報酬 議長:355、000円 副議長:275,000円
議員:250,000円
(参考:三役報酬)
町長:785,000円 副町長:640,000円
教育長:620,000円
政務活動費 制度なし
費用弁償 陸路1㎞につき30円又は実費、鉄道実費、日当1日につき 3,000円、宿泊料1夜
につき15,000円
請願・陳情 陳情書またはこれに類するもので、議長が必要があると認めるものは、請
願書の例により処理する。請願に適合しない陳情は受付後写しの配布のみ。
次に、意見交換について報告します。
1. 予算・決算の特別委員会審議の取組みについて
Q1:特別委員会の位置づけ及び構成はどのような形をとっていますか。
A1:定例会(3月・9月)限りの特別委員会の設置により審査を実施している。
なお、特別委員会は議員全員で構成され*、各常任委員会の所管毎に日程(1所管委員会1日と
し、合計3日間以内)を割り振り、全員出席で審査を実施する。
*決算審査特別委員会においては議選監査委員を除く
委員長は総務常任委員長が、副委員長には産業経済観光常任委員長及び民生文教常任委員長があ
たる。
Q2:議会最終日の質疑はどのように行われていますか。
A2:質疑については特別委員会内で執行部に対して行うのみであり、本会議においては委員長報告に
対する審査経過等の質疑は行わないのが慣例。
討論については特別委員会内では行わず、本会議において行う。
Q3:特別委員会中の質疑応答について、誤りや不足が生じた場合の訂正や補足はどのように行います
か。
A3:特別委員会の日程内であれば、その中で口頭もしくは書面での訂正・補足を行う。
間に合わない場合は書面にて行うが、あまり事例はない。
Q4:特別委員会中の質疑方法はどのようになっていますか。
A4:質疑は一回につき2項目以内とし、回数制限及び時間制限は設けていない。
常任委員会のメンバーが質問を行った後に、その他の委員が質問する。
Q5:特別委員会は総務経済・文教民生などの分科会等に分かれますか。
A5:分科会はない。
付託された審査案件は全委員で審査を行う。
Q6:特別委員会とした大きな理由はなんですか。
A6:特別委員会ごとの審査では範囲が限られ、所管以外の部分について精査することが困難であるの
ではないでしょうか。
また、行政実例では議案一体の原則から議案の分割付託は認めていないため。
Q7:特別委員会としたその効果はどのようなものでしょうか。
また、デメリットと感じる部分はありますか。
A7:効果としては、各委員の所管外の部分についてもそれぞれ精査することが可能となった。
逆にデメリットとしては各委員の負担増につながったと思われる。
Q8:委員会の記録はどのような形で残していますか。
A8:業務委託により全文記録での会議録として調整している。
なお、質疑を除く執行部の説明事項については記録を省略している。
2.補正予算の可決方法について
Q1:補正予算の審議は即決ですか、もしくは委員会付託ですか。
A1:初日に上程され、最終日に質疑・討論・採決を行う(3月補正のみ初日に上程され即決してい
る。)
委員会への付託は行っていない。
Q2:即決の場合、取り入れた理由はなんでしょうか。
A2:3月補正のみ即決の対応をしているが、年度末に係る生理的な補正予算という性質を鑑みての
対応と解している。
3.議会議員の政治倫理条例について
Q1:議会議員の政治倫理条例の概要を伺います。
A1:別紙「那須町議会議員の政治倫理に関する条例」のとおり。
*那須町の当該条例は、幅広い議員の倫理事項(業者との関係、セクハラ行為など)を対象とし、
町民のほか議員4名からの申請により議会内部に議員構成による審査会を設置・審査する規定
となっています。
一方、我が町の条例は、業者との関係について対象としており、町民からの申請のみとなって
おり議員には申請権限はありません。
また、審査会の設置・審査委員の選考は町長が行うこととなっており、議員は審査委員になれ
ない規定となっています。
*現在我が議会においては、12月目途に条例の見直しを検討しています。
見直しの方向性としては、那須町における当該条例の内容に近いものになると想われます(私
見ですが)。
Q2:委員選考にあたってどのような方法を取り入れたのでしょうか。
A2:議長が指名する形式となっている。
3.議会改革について
① 議会報告会について
Q1:議会報告会の開催状況はいかがでしょうか。
A1:議会基本条例の制定に際しでは、議会報告会(公聴会)を規定に盛り込み、公布の年度(平成
25年度)より実施している。
座長は議会改革推進協議会会長(副議長)が務める。
平成26年度よりテーマを設定しワークショップ形式で実施している。
意見交換については平成26年度までは対面方式であったが、手を挙げて皆の前で話すハード
ルが高いことや、同一人が話し続ける傾向があるため、平成27年度から車座方式とした。
実施内容及び方法については毎年度検討を行っている。
Q2:参加者等の状況はどうですか。
A2:平成27年度(3地区)で102名、平成28年度(6地区)114名となっている。
今年度(平成29年度)はこれまでの地区町民を対象に開催するやり方を変更し、各種団体相
手+中学校2校を対象に実施している。
Q3:町長はどうようなことを行っていないのでしょうか。
A3:町長は懇談会を18ヵ所で実施する予定でいる。
議会としてどうするか今後、検討する。
Q4:議会報告会終了後に提出された意見等を整理し、議会から執行部に答申しているのでしょうか。
A4:平成27年度報告会実施後に那須町議会として初めて、議員自らが政策提言書を取りまとめ、
執行部へ提出した。
なお、提言書に対して回答は求めていない。
平成28年度については議員と執行部による政策懇談会を実施した。
Q5:議会報告会の抱えている課題はなんですか。
A5:町民からの要望の実現性として、議会は執行機関ではないため、要望を頂いても実施困難なこ
とが多いため、要望の取次ぎではなく、しっかりと議論を交わして政策提言へ昇華することを
目指す必要がある。
マンネリ化を解消するため、平成29年には町内の各種団体(自治会、民生・児童委員、観光
協会)等との報告会を実施することにしたが今後も、工夫していく必要がある。
若者者の参加者が少ないが、特に20代~30代の参加者が極めて少ない。
そのため、平成29年には中学生との議会報告会を実施する予定である。
② 模擬議会の開催について
Q1:実施状況はいかがでしょうか。
A1:関係機関からの実施要望等があった際に実施を検討している。
過去には女性議会を実施した経緯もある(平成20年)。
Q2:子ども議会の実績はありますか。
A2:平成24年8月23日に、那須生徒会サミットの実施にあたり、中学生が地方自治を実践的に
学習する場として町教育委員会より開催の打診があり実施した。
通常に議会と同様に答弁は町長・担当課長等の執行部が実施し、進行のみ当時の議会議長が実
施した。
答弁検討会など、執行部の対応は通常の議会と同様に実施され、質問を行う中学生側では生徒
会サミットのなかで質問事項について数回の会合を開き検討を行った。
③ その他について
Q1:インターネット中継等の状況はいかがでしょうか。
A1:平成28年8月に議場内放送設備及び録画機器等が更新され、それに伴い配信対応機器が導入
された。
その後、平成29年9月定例会より議会ホームページ上での議会映像の録画配信を開始した。
今後、視聴実績や町民の声を参考に、ライブ配信については検討課題とする。
次に、小野町の概要について報告します。
◆町の概要
行政人口 10,180人(H29.9.1現在:県現住人口調査)
男:4,993人 女:5,187人
世帯数 3,455世帯(H29.9.1現在:県現住人口調査)
産業別 第1次産業 699人、第2次産業 2,124人、 第3次産業 2,581人
人口 総数 5,404人
*平成27年国勢調査
面積 125.11㎢
町花 つつじ
町鳥 かっこう
町木 杉
予算 52.6億円(H29年度当初一般会計)
沿革 明治22年4月、小野仁井町(後に小野新町と改称)飯豊村、夏井村が誕生、昭和30年
2月1日、1町2村が合併して小野町となりました。
小野町は阿武隈山系の中部、田村郡の南部に位置。四方を標高700メートルを越える山
々で囲まれています。
町の中央を太平洋に注ぐ右支夏井川が爽やかに流れ、これに沿って平坦地を形づくってい
ます。
標高は市街地で400メートル。まわりを阿武隈高原中部県立自然公園に囲まれています。
ここの北部高柴山にはヤマツツジ3万株の群生。東部矢大臣山にはアズマギクが群生し多
くの観光客を集めており、これらを含め町内の3カ所が「福島緑の百景」に選定されるな
ど、優れた自然環境資源を誇っています。
観光 〇 夏井千本桜
「わたしたちの郷土を美しい桜の里に、そしてこの桜のもとに郷土の和合を」との願いを
込め、夏井地区、南田原井地区の方々が夏井川の両岸5キロメートルにわたり、ソメイヨ
シノの苗木1,000本を植樹したのが、今日の夏井千本桜です。
この桜の植樹は地区有志の皆さんが「美しい環境をつくろう」「緑を求め、花を愛し情緒
豊かな人間性を育てよう」そして「郷土の発展を図ろう」と、地域住民の皆さんに呼びか
け、その結果、地域のや事業所、同地区出身者などからの寄付がよせられ実現したもので
す。
夏井川は、福島県東部の阿武隈山地中央部に源を発し、西流して小野町夏井地区で南東に
向きを変え、いわき市を北部を横断し太平洋に注いでいる67.1キロメートルの2級河
川です。
この河川沿いの耕地が土地改良事業により構造改善されるのをきっかけに、同地区の河川
の改修が行われたことを契機に、地区の皆さんが昭和50年4月に植樹し、現在に至って
います。
〇 小野町ブランド 「美女伝説」
「美女伝説」は小野町ブランドです。
・「美女伝説」は小野町が取得した登録商標です。
・平安時代の歌人で絶世の美女といわれる「小野小町」の生誕伝説が残る町です。
・小野町は、「美女伝説」をキーワードに町産品のブランド化を進めます。
・使用承諾した商品は、小野町ブランドとして事業者が販売します。
・「美女伝説」を通し、小野町の顧客ロイヤリティ向上を図るとともに、地産ブランドと
して、商業振興および地域活性化を推進します。
特産品 小野町ミネラル野菜
小野町では、平成13年から「健康なからだは健康な食べものから 健康な食べものは健康な
土から」の考えのもと、おいしく栄養のある野菜を作るために必要な「土」にこだわり、町、
JA、農家が一体となって、「健康な土づくり」と健康な土から栽培される「ミネラル野菜」の
栽培に取り組んでいます。
◆議会の概要
議員定数 条例定数 12人 現在数 12人
任期 平成28年2月1日~平成32年1月31日
党派別 無所属 11人 民進党 1人
年齢 平均年齢 64.3歳 最年長 72歳 最年少 48
性別内訳 男性 12人
委員会 常任委員会*(予算・決算:11人、総務文教:6人、厚生産業:6人)
議会運営委員会*:6人
*任期4年です。
特別委員会(企業対策:6人、議会改革:12人、公共施設検討:12人、広報公聴:7人)
議長・副議 地方自治法の議員任期に合わせ4年となっています。
長の任期
常任委員等 4年(条例)
の任期
会期 通年議会:平成24年定例会2月会議より通年議会の施行を実施し、平成25年定例12月会
議において、議員提出議案により通年議会の本施行に必要となる条例の制定や規則
の改正を上程、全員賛成で可決し、平成26年1月1日より通年議会を本施行しま
した。
議会事務局 職員数:4人(職員:条例定数3人に対し、現在の職員数は2人
併任職員:条例定数4人に対し、現在の職員数2人)
報酬 議長:307、000円 副議長:245,000円
議員:225,000円
(参考:三役報酬)
町長:790,000円 副町長:632,000円
教育長:596,000円
政務活動費 制度なし
費用弁償 車は陸路1㎞につき37円又は実費、鉄道実費、日当1日につき 3,000円、宿泊料1夜
につき甲地方14,000円、乙地方13,000円、食卓料3,000円
請願・陳情 陳情書またはこれに類するもので、議長が必要があると認めるものは、請
願書の例により処理する。請願に適合しない陳情は受付後写しの配布のみ。
次に、意見交換について報告します。
1. 予算・決算の特別委員会審議の取組みについて
Q1:委員会(常任委員会、特別委員会)の位置づけ及び構成はどのような形をとっていますか。
A1:予算決算については、以前は定例会の都度、特別委員会を設置し審査をしていたが、定例会以外の補
正案件については特別委員会を設置しなかったため、委員会での審査ができなかった。
また、特別委員会では、付託案件以外は審査することができないことなどから、年間を通じて、予算
及び決算に関する事項を調査し、議会としての審査機能向上を図るため、平成28年定例会9月会議
において、議会委員会条例の一部改正を行い、予算・決算常任委員会として設置しました。
委員は、議長を除く11名であり、議長はオブザーバーとして会議に出席する。
Q2:議会最終日の質疑はどのように行われていますか。
・委員長報告に対する質疑はどうでしょうか。
・本会議での討論の状況はどうでしょうか。
A2:委員長報告に対する質疑は、最終日本会議において行われることとなっているが、予算決算常任委員
会においては全議員出席の中で詳細審議を行っているため、最終日本会議の中で、委員長に対する質
疑を行ったケースはない。
本会議の討論についても、概ねの案件が予算決算審査段階で意義が無い状態で審査を終結しているの
で、最終日本会議において、討論の申し出が出たケースはない。
Q3:委員会中の質疑応答において、誤りや不足が生じた場合、その訂正や補足はどのように行いますか。
・議会最終日までに全議員に周知するのでしょうか。
また、周知するのであればその方法はどうでしょうか。
A3:基本的には、委員会開催中に委員長と執行部側が協議をして、訂正や補足を行う時間を取る。
補足資料の提出を求められた場合などで説明不要の場合は、議会事務局を通じて各議員に会期中に資
料を追加配布する場合もある。
基本的には委員会の中で、全員(11名)に周知することになっており、議長については、オブザー
バーとして立ち会っていない場合は、別途周知することになっている。
Q4:特別委員会中の質疑応答はどのようなものですか。
・一問一答方式ですか。
・議員の持ち時間が定められていますか、それともランダムですか。
A4:質疑応答は、ランダムに行う。
持ち時間の制限はない。
Q5:特別委員会は総務経済・文教民生などの分科会等に分かれますか。
A5:予算・決算常任委員会では分科していない。
条例改正や陳情・請願など予算決算以外の案件は、各常務委員会に分かれて審査する。
Q6:常任委員会とした大きな理由はなんですか。
A6:年間を通じて、予算及び決算に関する事項を調査し、議会としての審査機能向上を図るため設置し
た。
また、年間を通じての審査が可能となり、臨時的会議で提出される補正予算についても本会議での
議案上程後に会議を休議して、予算・決算常任委員会で審査することが可能となった。
更に、常任委員会として設置したため、会期以外での現地調査の実施、次年度予算重点事項審査な
どを行っている。
Q7:常任委員会としたその効果はどのようなものでしょうか。
また、デメリットと感じる部分はありますか。
A7:効果については、予算と決算を審査する常設の委員会であるので、所管する事項を関連づけて審査
することができ、審査機能の向上が図られている。
また、現地調査などが委員長の判断により容易に開催でき、迅速な対応が可能である。
以前は特別委員会を定例会初日の本会議でその都度設置していたが、現在は付託のみとなるため、
議会運営の点でもスムーズになっている。
デメリットは特に感じていない。
*通年議会であることを考慮する必要がある。
我が議会において同様のことを行う場合には、定例議会の都度継続審査の手続きを行うことによ
り対応が可能である(黒川が追記)。
Q8:委員会の記録はどのような形で残していますか。
・要点記録保存
・テープ保存
A8:委員会の記録は、要点記録保存で残している。
予算・決算常任委員会の書記は、併任書記が務めている。
2.補正予算の可決方法について
Q1:補正予算の審議は即決ですか。
もしくは委員会付託でしょうか。
A1:臨時議会の場合、特別委員会時代は即決でだったが、常任委員会設置後は、委員会に付託してい
る。
Q2:即決の場合、取り入れた理由は何でしょうか。
A2:臨時的議会の場合は、比較的補正規模が小さくて限定的であったため、本会議前の全員協議会での
提案理由説明などにより概ね説明を了していたため、また、特殊な案件は上程する以前の月例全員
協議会等の席上などで説明を受け質疑を行うケースもあったためです。
*特別委員会時代に取り入れた理由と想われる(黒川が追記)。
3.議会議員の政治倫理条例について
Q1:議会議員の政治倫理条例の概要を伺いたい。
A1:議員の政治倫理条例は制定しておらず、今後、野木町議会さんの条例等を参考にして検討したい。
*我が野木町においても見直しを検討しているので、参考としては那須町さんの条例を参照するこ
とを提案しました(黒川が追記)。
Q2:制定していない場合は、事案が発生した時どのように対処されるのでしょうか。
A2:これまでそういうケースに及ぶ事案は発生していないが、議長の判断により、委員長会、全員協議
会等での協議を経て対処することとなる。
(追記)
現在、12月定例会での付議に向けて検討を進めている予算・決算審議の在り方については、今回の両町
での意見交換により、自分としての考えがより明確なものとなりました。
自分の考えとしては、補正予算の扱いなどを考慮した場合、特別委員会ではなく常任委員会設置を提案し
て行きたいと思います。
具体的な進め方としては、
・常任委員会委員の構成は、予算、決算とも13名とします。
ただし、議長はオブザーバーとして出席できることとします。
・特別委員会の審議期間は3日間とします。
・最終日における執行部への質疑は行わないこととします。
・委員長報告に対する委員長への質疑は行わないこととします。
・討論については、常任委員会での自由討議の結果として委員長報告となるため、本会議での討論は不要
と考えるところですが、委員長報告の決定にあたっては、全員同じ意見に決するとは限らず異論が出る
ことも推測されることから、とりあえず討論の機会は設けることとします。
しかしながら、運営に際しては、実行上討論が行われないで済むよう十分に議論を尽くすこととして、
討論を要望する議員が出てこないように配慮した議事進行を求めていくこととします。
・委員会の記録については要点記録保持とします。
・常任委員会の質疑は、一問一答方式で時間制限は設けないこととします。
・補正予算については同様の取扱い(常任委員会付託)とします。