謹賀新年!

 新春を迎えるにあたり、町民の皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げますとともに、日頃より町政の
発展
と議会運営に対しまして温かいご支援とご協力をいただいておりますことに、深く感謝申し上げます。

 令和元年5月に議長を拝命し、1年半程が過ぎましたが、地方自治の真価が問われている現在、議長として
の重責を改めて感じるとともに、課題解決に向け、鋭意努力してまいる所存であります。
 また、野木町議会議員一同、町政発展のため引き続き努力してまいりたいと決意を新たにしております。
 さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルスの感染拡大により、経済・社会へ深刻な影響がもたらさ
れました。感染拡大を防ぐための外出自粛により、我が町の飲食店等でも営業自粛や経営の落ち込みなどの苦境に立たさ
れた事業者の方々も多く、経営維持に大変ご苦労されていることと思います。
また、「新しい生活様式」の推進などにより、町民の皆様の意識や価値観も変化を余儀なくされたのではない
かと思います。
この影響により、持続可能な社会の構築が必要であることを学び、ポストコロナの時代に向け、デジタルを活
用した新たな日常の確立と経済再生・地域の活性化の実現や少子高齢化・多様な働き方に対応した社会保障制
度等の構築に向けた改革が求められていると感じております。
 現在、我が町においては、第8次野木町総合計画後期計画の策定を行っており、持続可能な町とするために
SDGsの考えに沿った堅実な計画、そして、町民の皆様との協働作業で創り上げるまちづくりが基本となるよ
うな計画が進められているところであります。
施策の計画・執行には、より慎重な精査と説明・調整が必要であり、町議会といたしましても、町民への議決
責任・説明責任を果たすために、しっかりと討議・提言していくことが重要であると考えております。
 また、財政面においては、野木第二工業団地内の全ての区画へ企業進出が完了し、今後は税収のアップや地
域雇用環境の改善が期待されます。
しかし、今後想定される各種公共施設・公共設備の更新や高齢化に伴う扶助費の増加を考え合わせると、財政
状況は決して余裕があるものとは思えません。
野木町の将来を考える上で、町議会も執行機関と共に、一層の効率的な予算執行の意識を持つことが求められ
ます。
特にここ2、3年は、新型コロナウイルス禍による税収の落ち込みが予想されることもあり、一層の対応が
求められます。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、かつてない時代の転換期を迎えた今、町議会としましても、ます
ます多様化する社会・経済情勢を的確に把握し、議員一人ひとりが町民の皆様のニーズをしっかりと受けとめ、
真に必要かつ効果的な施策を見極めることで、二元代表制の一翼を担う機関としての責務を果たし、皆様と一
体となった住みよいまちづくり、持続可能なまちづくりに邁進したいと考えております。
 今後ともさらなるご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、町民の皆様のご健勝とご多
幸並びに笑顔で暮らせる素晴らしい年になりますよう心よりご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたしま
す。
 今年一年よろしくお願いいたします。