令和4年度 町民と議会による意見交換会を開催!

 遅くなりましたが、11月17日(木)午後1時30分から役場新館2階大会議室において、令和4年度 
町民と議会による意見交換会を開催しましたので、報告します。
意見交換会については、野木町議会基本条例において、毎年1回は実施することを規定しているところです
が、コロナウイルス禍の影響を受けここ3年間は中止していたところであり、久しぶりに開催したものです。
今回は、町民を代表して野木町老人クラブ連合会のメンバーの皆さまと意見交換させていただきました。

 式次第は、次の通りです。
1.開会
2.議長あいさつ・・・針谷 議長
3.老人クラブ連合会会長あいさつ・・・鈴木 隆守(たかし)会長
4.自己紹介(議員・老人クラブ連合会メンバー)
5.第1部 議会からの報告
(1)議会の概要について・・・松本 副議長
   資料:野木町議会との意見交換会~開かれた議会をめざして~
(2)定例会の議案審議結果について・・・黒川 議会運営委員長
   資料:➀野木町議会だより 第138号(令和4年度6月定例会/7月臨時会)
      ②野木町議会だより 第139号(令和4年度9月定例会)
      *主な説明は資料②により行いました。
6.第2部 意見交換
  事前に提出された質問について、議会から回答する形式で行いました。
 *質問と回答については、後段に記述します。
7.閉会

 次に、意見交換で提出された具体的な質問と回答は、以下のとおりです。
質問1:町議会議員の欠員について
    野木町では議員の死去により欠員が生じているが、繰り上げ当選が行われないのは、孫時期が選挙
   後3か月を超えているためと理解してよろしいか。(卯ノ木クラブ)
回答 :ご質問の「繰り上げ当選」とは、当選者が辞職したり死亡したりして欠員が生じた際に、落選者の
   中から補充して当選者を決めることです。
    繰り上げ当選はどのような場合に、誰が当選するかについてですが、繰り上げ当選の対象となる落
   選者は、得票が法定得票数を超えていなければなりません。
    また、繰り上げ当選が行われる要件は、公職選挙法(第97条、第97条の2,第112条)に規
   定されており、繰り上げ補充する期間は「選挙日から3カ月以内」、繰り上げ当選の対象者は「次点
   (最下位当選者の次の順位)の者、当該者がいなければ繰り上げ補充されない」とされています。
    ご理解のとおりです。
質問2:自治会について
    各自治会で未加入者が増加していると聞くが、その対策は。また、地域コミュニティの高齢化に伴
   い、役員のなり手不足等の影響が出てくるが、どのように考えるか。(丸東朋友クラブ、南赤塚北部
   寿会、卯ノ木クラブ)
回答 :町内に91ある自治会の平均加入率は今年4月1日現在で69.3%になります。栃木県の平均加
   入率とほぼ同じですが、平成28年には73%でしたので、加入率は徐々に低下傾向にあります。
    町としては自治会加入率を上げるために広報に自治会加入の啓発記事を掲載し、転入・転居者向け
   にはチラシを配布していますが、自治会は任意団体ということですので、加入の強制はできないそう
   です。
    加入者を増やすことも必要ですが、高齢化や役員になることを負担に感じて、増えている退会者に
   対する対策が必要と感じます。少子高齢化で厳しい状況にありますが、高齢の方の負担にならないよ
   うに班長などの役員の年齢制限を決めているところもあるようです。
    他の自治会の事例などを知りたい場合は、総務課が窓口になっていますので、ご相談ください。
質問3:交通安全について
   ①来春、北山公園付近に「たいらや」が開店予定だが、付近の交通量の増加により交通事故が多発す
   る恐れがある。信号機や横断歩道等の対策は考えているか。(丸東朋友クラブ)
回答➀:ご意見のとおり交通量が増加すると思われます。道路の管理は町で行っていますが、交通規制は警
   察で行っております。町でも検討しているようです。
    議会としましても町に安全対策を申し入れしたいと思います。また、地域より要望書を出していた
   だくと良いと思います。
質問3:
   ②町道(クスリのアオキ友沼店~野木幼稚園)は、新橋小児童の通学路となっているが、途中(友沼
   5905~野木幼稚園間)で道が狭くなり車両のすれ違い通行ができず、通学路表示もなく危険。道
   路沿いは住宅地のため、近々での拡幅は困難と思うが、検討いただきたい。(卯ノ木クラブ)
回答②:初めに、住宅地域内途中からアオキ友沼店脇の町道は通学路に指定されておりませんことを確認し
   ておきたいと思います。野木町では各小中学校の通学路において、通学路の安全確保に向けた取組を
   行うため「野木町通学路交通安全プログラム」を策定しております。小山警察署・国土交通省・県土
   木事務所・小中学校長・PTA会長・総務課・都市整備課・こども教育課が連携して、児童生徒が安全
   に通学できるように通学路の安全を図っております。
    具体的には、毎年8月に上記の関係機関と連携し緊急合同点検を実施し、必要な対策内容について
   も協議を行っております。そこで、ご指摘の箇所が過去、協議対象に挙がったかどうか執行部に確認
   しましたところ、一昨年の協議に挙がりました。ご指摘のとおり通学路の表示はありませんが、「徐
   行」の表示とスピードを抑制するための立体に見える路面標示(イメージパンプ)は既に施してあり
   ます。協議の結果、令和3年3月に住宅地域内2か所の「スピードを落とせ」表示が引き直してあり
   ます。更に、どんぐり公園の所の拡幅については、講演の整備事業の進捗によりますが地元のPTAの
   意見も考慮の上、検討課題となっております。
    従いまして、議会としましては、今後の進捗を確認していきたいと思います。
質問4:老人クラブ活動について
   ①町議会議員の老人クラブ活動への考え方は。議員の老人クラブへの加入状況は?(丸東朋友クラブ)
回答➀:まず初めに、議員の老人クラブへの加入状況についてですが、おそらく老人クラブの加入条件は6
   0歳以上となっていると思いますので、60歳以上の議員12人の内、8人が老人クラブに加入して
   います。
    ますます高齢化が進む中で、楽しく、生きがいを持って、安心して暮らしていくためには、健康で
   自立し、身近な仲間と支え合いながら、住みよい地域づくりを進めていくことだと思います。そのた
   めにも、老人クラブの存在は、健康維持や災害時等の助け合いの面からもとても重要だと思っていま
   す。
    しかし、野木町も同様ですが、新規会員が増えず、会員数が減少してクラブが存続できないといっ
   た課題があることも事実です。理由として考えられることは、60歳の定年後も、70歳くらいまで
   仕事を続ける人が増えたことや、健康寿命の延びや価値観が多様化して「自分はまだ若い」という人
   も多く、70歳以上や75歳以上が老人といった感覚の人が増えて、”老人クラブ”という名称から、
   自分が参加するサークルではないと思っている可能性が高いのではないかと思います。こうした点も
   クラブの運営で考慮する必要があるのではないでしょうか。
質問4:
   ②老人クラブ活動について、会員数が減少し、活動が停滞するクラブもある中で、活性化への対策は。
   (丸東朋友クラブ)
回答②:会員加入促進について、公益財団法人 全国老人クラブ連合会では、1「勧誘からはじめよう―会
   員一人ひとりが担い手となって」、2「クラブをPRしよう!―知られてますか、あなたのクラブ」、
   3「あなたのクラブをつくろう―休会クラブの復活を」、4「組織的推進をはかろう!」の4つの分
   類から実践事例を事例集として取りまとめ推奨しています。これらを参考にして社会福祉協議会と行
   政が各クラブと連携して活性化に向けて取り組むよう働きかけることとします。
質問4:
   ③70歳を過ぎたら自動的に老人会の会員になるよう、町広報の紙面を通して呼びかけることはでき
   ないか。(友沼下中寿会)
回答③:ある一定の年齢に至ったら自動的に老人クラブの会員となるよう措置することは、老人クラブが任
   意の組織団体であることから難しいと考えられますが、老人クラブの会員拡大の広報活動については、
   主に推進を担っている社会福祉協議会と行政で連携し工夫して取り組むよう、働きかけることとしま
   す。
質問5:デマンドタクシーについて
    運転免許証の返納者へデマンドタクシーの無料券2冊(20回分)が1回限り交付されているが、
   少なすぎると思う。年2冊、複数年(最低でも5年間)交付されるよう提案してほしい。(卯ノ木ク
   ラブ)
回答 :要望は、町公共交通を活性化させることにも貢献することから、議会としても真摯に受け止めさせ
   ていただきます。
    高齢者が運転して起こす交通事故が社会的な問題となっています。そのようななか、県内の自治体
   においても高齢者の運転による交通事故を防止し、コミュニティバスやデマンド交通など、公共交通
   への移行を促進する施策が実施され始めています。鹿沼市は、運転免許返納者と、その運転免許のな
   い配偶者に対し、コミュニティバスとデマンド交通の終身無料乗車を実施しています。矢板市、小山
   市も市営のバスの終身無料乗車を行っています。
    現在、多くの地域で、地域の公共交通の維持・確保が厳しくなっています。他方、高齢者の運転免
   許の返納が年々増加しているなど、受け皿としての移動手段を確保することがますます重要な課題と
   なっています。このような状況を踏まえ、国は、原則として全国すべての地方公共団体において「地
   域公共交通計画」の策定を求めています。野木町でも、来年度中には「計画」をつくり、再来年の令
   和6年度から実施する予定となっています。
    町議会としても、安全・安心なまちづくりの重要な施策として良い計画ができるよう、多くの皆さ
   まのご意見ご要望をお聞きし、町に提案してまいります。
質問6:空き家対策について
    長年放置されている空き家について、草木が生い茂り、アライグマやハクビシン、ネコなど動物の
   住処になりかねない。近所迷惑であり、困っている。(南赤塚北部寿会)
回答 :管理不全空家等につきましては、政策課政策推進係にご相談いただければ所有者を調査し、職員が
   現地調査をしたうえで草木や空家等の管理をしていただくよう現地の写真を同封のうえ、通知をいた
   します。2週間~1か月程度経過を観察し、改善されない場合は再度通知いたします。
    産業振興課の対応としては、アライグマ・ハクビシンの住処となった場合、被害にあった方の申請
   に基づき箱罠を貸し出しています。空家へ箱罠を仕掛ける場合、所有者からの申請に基づき貸し出し
   いたします。捕獲した動物の処分はご自身にお願いしております。詳しくは産業振興課までお問い合
   わせをおねがいします。
質問7:施設・道路・土地等の管理について
   ①高齢化社会の現在、様々な人に対応できるよう、公共施設(土地区画整理記念会館)等でのエレベ
   ーターの設置の必要性、またコロナ禍でも安全安心に住民参加ができるよう、エアドッグ等の設置を
   お願いしたい。
    また、猛暑及び寒冷時におけるクールシェア・ウォームシェアの対策は考えているか。以前、伝え
   たことがあるが、十分な対策が伝わってこない。(丸東朋友クラブ)
回答➀:執行部に確認したうえでの回答になることをご理解願います。
    なお、質問の中で公共施設等という表現でありますが、土地区画整理記念会館と特定されておりま
   すので、当施設についてお答えします。この施設は、丸林東区の公民館としてご利用いただいていま
   すが、現時点ではエレベーターの設置は難しいとのことです。今後、老朽化に伴う改築等の時は、町
   との協議の中で検討することは可能と考えているとのことです。
    また、空気清浄機の設置等、備品購入については、丸林東区において、検討していただければとい
   うことでした。クールシェア・ウォームシェアについても、同様に丸林東区において、検討していた
   だければと考えているとのことでした。
質問7:
   ②公園等の保守管理について、町内の小規模公園、街路樹、道路標示、標識等の保守管理が不十分と
   感じる。町へ要望(苦情。要望・陳情)しないと適切な管理が行われないのか。(卯ノ木クラブ)
回答②:小規模公園につきましては、公園ごとに近隣の自治組織等の協力をいただきながら、町の直営作業
   と併せ管理作業を行っています。しかしながら、季節によっては管理が間に合わず、ご希望に添えな
   いこともあります。
    街路樹につきましても、路線を切り替えながら管理作業を行っております。街路樹につきましては
   植樹してからかなり年数が経っており、木が伸びすぎて周辺の歩道が盛り上がる、あるいは枯れ込む
   などの問題が生じております。
    現在、町では「緑の基本計画」を策定しているところです。素案ができて間もなくパブリックコメ
   ントを実施する予定です。町内の公園、街路樹を含め町内すべての緑地の保全及び緑化の推進に関す
   る計画を定めるものであります。
    今後、小規模公園や街路樹の保守管理にも、地域の方のご協力を仰ぐこともあるかと思いますの
   で、ご理解くださるようお願い申し上げます。
    次に道路標示と標識の保守管理についてですが、所管が都市整備課と総務課・警察暑が関係してお
   ります。規制のある道路標示や標識は警察署の所管になります。担当課の把握が不十分なこともござ
   います。お気づきのことがありましたら担当課までご連絡ください。警察署にもおつなぎします。
質問7:
   ③友下地区は24戸と戸数が減少しており、隣の友西地区は約200戸で、市街化区域と市街化調整
   区域の差と思う。野渡と佐川野では特別措置法により一部宅地化されて住宅が増えたと聞いている。
   友下は近年、耕作放棄地(畑、雑地等)があり、あと数年で限界集落となることが予想される。以前、
   自治会長会議でも提言し、友沼地区でも適用されるのではないかと返事をもらったが、その後の計画
   についてお聞きしたい。(友沼下中寿)
回答③:市街化調整区域においても、都市計画法第34条第11号による県条例区域、いわゆる「特区」に
   指定されれば、開発許可や農地転用許可を得た後に、野渡や佐川野のように誰でも住宅建築が可能に
   なります。
    友西・友下地区でも、この適用になる可能性があるとのことでした。ところが、昨今の異常気象、
   集中豪雨による水害の頻発を受けて、令和4年4月1日、県条例の指針が開催され、浸水想定区域の
   うち想定最大規模降雨による想定浸水深3.0m以上の区域は、「特区」に含めてはならないことに
   なりました。浸水想定区域とは、水防法における洪水浸水想定区域や雨水出水浸水想定区域、いわゆ
   る内水氾濫区域のことです。野木町では、洪水浸水想定区域は公表され、洪水ハザードマップに表示
   されていますが、平成27年の関東東北豪雨の際の被害にあった雨水出水浸水想定区域、いわゆる内
   水氾濫区域は、令和7年度までに設定・公表する予定となっています。
    友西・友下地区には、この区域が含まれることから、令和7年度以降に「特区」の検討となるとの
   ことでした。
    議会としましても、友西・友下地区の「特区」適用に向けて注視していきたいと思います。
質問7:
   ④山林、田畑等、現世帯主の名義でなく、相続の手続きを怠ったため、道路拡張や新設に支障をきた
   している土地が多いと聞く。土地の有効活用、発展開発の遅れは町民の生活に甚大な悪影響がある。
   いつまでも放置は許されないので、現世帯主に意思表示してから5~10年経過しても進展のないと
   きは期限を切って通告し、強制執行を可能にしては。野木町から県、国を動かしてほしい。
    例1:野木駅と間々田駅間 線路西側道路貫通未完成
    例2:潤島星宮神社踏切の一つ北踏切の東西道路西側へ100m程のところに対象「杭」が道路上
   にある。(潤島福寿会)
回答④:野木駅と間々田駅を結ぶ宇都宮線西側の側道は、ご指摘どおり一部分で買収ができない状況です。
   町に確認したところ、地権者が相続の手続きを進めているとのことで、あくまでもその相続が完了次
   第、延長工事の事業を再開するとのことです。
    潤島の星宮神社付近の踏切の東西にある杭については、行政判断は地権者側より道路の通行や往来
   の際、車等が敷地内を横切る常習化を防ぐことから注意喚起に建てたものと聞いています。
質問8:ごみ集積所について
    友下自治会のごみ集積所の屋根破損の件で、4年前から生活環境課に打診し、9月末に屋根を修理
   してもらった。自治会一同大変喜んでおり、感謝している。(友沼下中寿会)
回答 :集積所の屋根破損について、4年前の打診について生活環境課で調べましたが、事実関係が把握で
   きず、そのままになっていましたが、今年再度要請があり、4年前のことは担当者が替わっており、
   わからずでしたが利用される方々が困っているとのことで、集積所の屋根の修理を行いましたとのこ
   とです。喜んでいただき、よかったと思います。
質問9:洪水時の避難判断について
    野木町洪水ハザードマップによる洪水時の避難判断について。ハザードマップによる避難判断は実
   際の洪水によるリスク対応には不正確であり、避難等を判断するには、不十分。
    国交省が7月より公開している「地点別シュミレーション検索システム(通称「浸水ナビ」)では
   浸水リスクを簡単に把握できるので、町として「浸水ナビ」の活用を検討してはいかがか。(新橋ロ
   ーズクラブ)
回答 :町のハザードマップでは薄い橙色となっているC地域にある2階以上の建物の場合、2階以上への
   垂直避難も可能となっています。またハザードマップはピンポイントの浸水深を示すものではなく、
   面として地域の浸水深を想定しているもので、あくまでも非難するかどうかの判断材料の一つだと思
   います。町から避難指示が出されたとしても、自分たちが避難するかどうかの判断は、ハザードマッ
   プやご指摘の「浸水ナビ」を活用して得た自分の家の浸水リスクや、その時の風雨の強さなどの気象
   状況、日中か夜間か、避難ルートの状況、一人ひとりの体の具合、垂直避難した場合には水が引くま
   での飲料水や食料の備蓄があるかなど、多岐に渡る情報から総合的に判断して決める必要があると思
   います。
    台風や豪雨の際の避難行動について、日頃からご家族や自治会などの地域の皆さまで話し合ってお
   くことが、地域の防災力を高めることにつながると思います。
    また、「浸水ナビ」については、情報収集の一つの手段として、町民の皆さまにお知らせすること
   を、町に提案したいと思います。
質問10:コロナ感染対策による高齢者健康二次被害について
    屋外体育館施設の閉鎖により、高齢者の運動習慣を奪い、健康二次被害が引き起こされる、野木町
   では今年5月からすべてのスポーツ施設での使用制限は解除されているが、今後のコロナ感染拡大に
   際しても、「高齢者健康二次被害」について国・県等の指導に沿って対策を講じてほしい。(新橋ロ
   ーズクラブ)
回答 :国(スポーツ庁)は、高齢者健康二次被害を予防するために指導文書を出しています。令和2年5
   月には、「社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」を、同年11月には、「ウィズ
   コロナ時代に高齢者の健康二次被害をスポーツや社会参加で予防するためのガイドライン」です。
    前提となっているのは、施設を閉じるのではなく再開させること、コロナとともに生きる時代にあ
   って、スポーツで健康二次被害を防ごうというメッセージです。行政もこのような文書を認識してい
   たこととおもいますが、国の非常事態宣言のもと、屋外運動施設については、一斉に使用制限を掛け
   てまいりました。それには事情もありました。町のテニス場は古河市の方の利用が多く、感染が拡大
   し始めた令和2年の感染初期の頃は隣の古河市で感染者が多く居られました。そのために利用制限を
   かけざるを得なかったのですが、その後も見直すことなく続いてしまいました。
    今後についてですが、今回のご質問を受け、町の生涯学習課の担当者に確認したところ、町は、県
   や隣接する小山市、栃木市、古河市の判断を参考にしていきたいと考えているようです。
    議会としても健康二次被害を防ぐという考え方から、屋内の運動施設や社会施設を含め、利用制限
   をかける必要があるか否か施設ごとに考えていきたいと思います。
質問11:町財政について
    野木町財政の厳しコントロールを期待する(無用・効果の傾いた支出はしない)。また、予算配分
   として、少子化対策等の支出は十分なのか。(新橋ローズクラブ)
回答 :ご指摘のように野木町の財政も厳しい状況にありますので、議会としましては、予算審議に当たり
   今後一層次の着眼点に配慮して対応していく考えでおります。
   1.予算はすでに策定されている野木町総合計画の基本構想に合致したものであるか。
   2.予算編成の重点は何か。総花主義ではないか。
   3.人件費、物件費についての抑制策はとられているか。
   4.経済効果を検討しているか。
   5.不時の支出に備えて財源が確保されているか。
    また、少子化対策等の支出につきましては、国においても子ども家庭庁を設置(令和4年6月)す
   るなど少子化対策に向けた政策に重点的に取り組んでいく方向を踏まえると、議会としましても少子
   化対策の充実はこれまで以上に重要と受け止めています。

 意見交換での質問と回答は、以上のとおりです。

 コロナウイル禍の中にもかかわらず、ご参加をいただきました野木町老人クラブ連合会のメンバーの皆さ
まと、快くご承諾をいただきました鈴木 隆守会長様に心より感謝を申し上げます。

 今回提出されました貴重な意見につきましては、後日整理した上で、議会として執行部へ意見書として提
出していく必要性があると考えますので、その方向で意見提起したいと思います。
 また、今回実施した意見交換会での運営上の課題を洗い出し、今後の運営に活かして行きたいと考えます。
たとえば、再質問の時間を確保して一方向による質問・回答という形式ではない討論形式の意見交換会とな
るよう工夫することなどです。