町議会選挙に期待すること!

 統一地方選挙に合わせわが町においても4月23日(日)に町議会議員選挙の投開票が行われます。
私も当事者となりますが、この選挙に期待することを一言申し述べさせていただきます。
 この度の選挙は、今後4年間の町政運営を監視するとともに町民の要望に則した施策を町政に反映する役割
を果たす議員(=議会)を決める重要な選挙になります。

 昨年の9月に国においてはこの4月に「子ども家庭庁」を設置することが決定され、今年になって「異次元
の少子化対策に挑戦する」と岸田総理が表明し、国も本格的に少子化対策に取り組む考えでいます。
町としてもこの国の動向に連動して対応することになるとおもわれます。
当然ですが、我われ議員もこの動きに連動して議会の責任を果たしていくことが求められると考えます。
そのためには、議員として情報収集に努めて問題意識を持って対応していく必要があります。

  では、従来の選挙となにが異なるのでしょうか。
それは二つの面で考えられると思います。
 まず一つ目は、議会を構成することになります議員のあり方です。
確かに議員の果たすべき役割として執行部の業務運営を監視する機能はありますが、二元代表制の下での議員
として取り組んでいく上では、単にチェックということで執行部の提案に反対していればよいということには
ならないと考えます。
議会及び議員として対案提示や施策提案を積極的に行うことではじめて町民の負託に応えていることになりま
す。
ということは、今回の選挙に立候補する候補者は、自分が考えている政策集を積極的に提示して町民の審判を
受ける責務があるでしょう。
また政策集を提示することで町民の選択の幅を広げることができます。

  二つ目は、議員を選ぶ選挙民のあり方です。
 伝統的にわが町では地縁・血縁に根差した選挙行動になりがちとの声を耳にします。
候補者自身が知人に働きかけることや趣味の仲間に働きかけることは当然な行為だと思います。
しかし情実的な関係に頼るだけの選挙活動について、皆さんはどうのように考えるでしょうか。
  是非、町民の皆さまには候補者の人物及びその政策に着目して投票していただけることを願うものです。
皆さまが期待し希求する議会になるかどうかは選挙権を行使する町民の皆さまに懸っていると言えます。
それこそが民主主義の根幹であり、原点であります。
「民度の成熟以上の民主主義はありえない」という外国の政治家や政治学者の言葉があります。
夢と希望のある持続可能な野木町の実現に向けて執行部、議会、町民の皆さまが一丸となって邁進しましょ
う!

 ということで、4期目の選挙に臨むにあたり政策パンフレットを作成しましたので、掲載します。
投票に際しての判断材料にしていただければ幸いです。

「夢と希望のある持続可能な野木町を!」実現するために「町の更なる活性化と地方分権化の推進力となり
ます!」「開かれた議会、町長と切磋琢磨するチーム議会¹を実現します!」を自分の基本的な姿勢として、
持続可能な町づくりを目指し、具体的には以下について取り組む考えでいます。

 まずは、「安心して暮らせる町の実現」として、
☆子育てしやすい環境を!
 〇教育環境等の充実
 ・英語力と学力水準の向上  ・給食費等の軽減化  ・貧困家庭の子どもの教育支援
 ・居場所の提供と子ども食堂の実施
 〇子育てサービス等の充実
 ・働く親の安心に応える保育サービスと学童保育の充実強化
 〇安心して子どもを出産できる条件の拡充
 ・出産情勢の拡充  ・不妊治療費の拡充  ・就労機会の斡旋
 〇いじめ・DV対策の強化
 ・内在化する子ども等へのDV防止策と支援体制の強化
☆お年寄りに住みやすい環境を!
 〇安心・快適に老後を過ごせる住居環境の拡充
 ・サービス付き高齢者マンション等の整備・拡充
 ・バリアフリー化、耐震対策に向けた住居改修費の助成拡充
 〇日常生活の快適化
 ・自宅に居ても日常正確に必要な買い物ができるサービスの実現
 ・安否確認を兼ねた配食サービスの充実
 〇人生100年に向けた元気生きがいクラブ等の支援・充実
 ・シルバー大学校卒業生の活躍の場の創出  ・シルバー人材活躍の場の拡大
 ・老人会の活性化
☆防災に強い環境を!
 〇渡良瀬遊水地・思川流域の洪水対策の強化推進
 ・渡良瀬遊水地掘削の早期完了に向けた周辺治水団体との活動の推進
 ・思川右岸(川西地区)の避難場所整備の早期実現
 ・思川左岸(松原大橋下流)堤防の嵩上げ等の早期実現
☆町民と一体となった行政サービスの拡充を!
 〇サービス業としての町役場の実現
 ・DX推進により町役場を「町(民)」の「役」に立つ「場」に変革
 〇活力ある町役場の実現
 ・事業の将来動向に対応する人材の育成・確保
☆真の二元代表制の議会の実現を!
 〇議会基本条例の精神に応える議会の実現
 ・町民の期待に応える二元代表制議会の実現と議会のDX化推進

 次に、「地域経済の活性化」として、
☆経済基盤の整備化!
 〇税収確保策の充実
 ・ふるさと納税の取組み強化  ・クラウドファンティングの推進
 〇生活基盤の整備
 ・傷んだ道路や狭隘な生活道路の整備・拡張
 〇中心街区の整備
 ・魅力ある町づくりの環境整備として中心街区の開発・整備
 〇先取りしたICT環境の整備
 ・町全体でのネットワーク環境の整備・高度化
 〇空き家対策の実施
 ・アパート等を活用した新規事業者の呼び込み
☆商工業の活性化!
 〇地元企業の支援・育成の強化
 ・外部人材活用による事業運営・事業継承等の相談窓口の設置
 ・生産性向上・効率化等に向けた設備更新・増強強化への補助の拡充
 〇企業誘致の推進
 ・民間事業者を活用した工業団地の新規開発の推進
 〇新規分野の企業家の呼び込みと事業育成
 ・ICT分野等の若手起業家による新規事業の環境づくり
 〇商業の活性化
 ・ふるさと納税強化にリンクした商品提供とプレミアム商品券の拡充
 ・駅前広場を活用したマルシェ(市場)の定期開催の実施
 ・デジタル経済化の進展に向けたICT技術の導入補助金制度の拡充
 〇労働環境の変化への対応
 ・国策の外国人労働者の受入増加に向けた支援体制等の整備
☆農業の活性化
 〇農業分野の将来構想の明確化
 ・「野木町農業基本プラン(仮称)」の策定
 〇若手農業者の育成・定着
 ・意欲ある若者向け農業研修制度の創設
 ・都民等向け農業体験制度の実施
 〇地場産品の振興
 ・公的な給食施設等での地元農産品の積極的活用の推進
 〇6次産業化の推進
 ・高付加価値化の実現に向けた異業種連携体制の確立

補足1:
 「チーム議会」について補足させていただきます。
 これまでの議会における議員の活動は、ややもすると議員個人が中心となった活動になっていると感じてい
ます。
 町民の民さまのご意見を町政に反映する活動については個々の議員が個別に対応し、それを一般質問で取り
上げ る取組みが主となっています。
  これを変えて、提案する施策について議員全員(=議会として)で議論し、議会の総意として執行部に提起
する 活動を指します。
 その他の活動についてもオール議会(=チーム議会)として取り組んでいく方向を目指します。
  
 私のマニュフェストは以上のとおりです。

議員として最大限実現に向けて努力することをお誓いします。
引き続きご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
                              拝