6月24日(土)午前10時から、町文化会館(エニスホール 小ホール)において町主催による第4回
野木町タウンミーティングが開催されました。
今回のテーマは、「野木町の安全・安心策について」です。
傍聴してきましたので、会場で町民の皆さまから提起されました意見・質問等について報告します。
ご出席されていた人数はおおよそ65名前後であったかと想われます。
昨年よりは多い参加者でしたが、もう少し多くの方々に参加していただけるものと思っていましたので、や
や寂しい感じを抱かざるをえませんでした。
11名の方から発言がありましたので、その要旨を以下に記載します。
1人目:
〇 憲法で地方自治について定めているが、野木町としては地方自治のあり方をどのように考えているの
か。
2人目:
〇 公共施設計画についてパブリックコメントの募集が行われたが、事前に実施されたアンケートにおい
て調査シートに落丁があったり、又参照すべき資料が添付されていないなど不備があった。
このことは、自治基本条例に定める情報共有を行うという条文の主旨に反するものではないか。
3人目:
〇 今日のテーマの趣旨を明確にしてもらいたい。
〇 逆川排水機場の故障原因と、今後の対策計画の検討状況を説明してもらいたい。
4人目:
〇 逆川排水機場の故障による内水氾濫が発生し、これは自然災害によるものと委員会報告では結論付け
られているが、自分は人災だと考えている。
何故かといえば、昭和46年に排水機場の機能強化に関する計画が作成されているが、その計画の46
%までしか機能強化の対策が打たれてきていない。
ローズタウンの造成により貯水機能が失われることを想定した上で策定した計画であり、それに基づく
ポンプ増設を行わなかった町の責任であると考えている。
5人目:
〇 梅雨時期に入って各地で大雨による被害が発生している状況下で、ハザードマップが作成されている
が、本当に野木町は大丈夫なのか疑問である。
〇 先般の大雨浸水に際して、新橋小学校が避難先として指定されていたのであるが、急に公民館へ変更
となるなど混乱があった。
当地区では高齢化が急激に進んでおり、高齢者を非難させる場所と方法が最大のポイントと考えるが、
町はこの点をどのように考えているのか。
6人目:
〇 平成通りの路面は水道工事等により凹凸が多く発生しており、トラックの交通量が多いことを勘案す
ると危険だと思う。
改修の見通しはどのようになっているのか。
7人目:
〇 野木町における住宅侵入犯罪件数は栃木県内で一番多い状況であると認識する。
被害防止策や注意喚起を町民に周知することが重要と考えるが、その際に区長や自治会長などにもっと
協力してもらうことを考えたらどうか。
又高齢者が多いことでもあることから警察による出前の防犯講座を実施してもらったらどうか。
新たな転入者(新築住宅)への防犯対策の指導を行うべきだ。
8人目:
〇 デマンドタクシーの評価はよくない。
バス停を設けた上で巡回バスの導入を検討してもらいたい。
9人目:
〇 太陽光発電業者からの広告電話が頻繁に掛かってくるようになってきたが、町としての方針や施策は
どうか。
10人目:
〇 最近、ツバメ、スズメなどの鳥を見かけることや虫の声などを耳にすることが以前に比べ稀になった
と感じるが、自然環境が悪化してきていると思うので改善・維持に取り組んでもらいたい。
11人目:
〇 南赤塚小学校の通学路についてはガードレールを取り付けることになっていると聞いているが、どの
ような状況なのか。
(追伸)
水害や地震などの自然災害が各地で発生している中で、自分たちにとって密接なテーマが取り上げられ
ましたが、想ったほどに参加者が多くなく、やや残念です。
高齢化が進展する中で、発言にもありましたが、災害時のみならず平時から高齢者の安全をどう守ってい
くか、町にとって重要な行政課題です。
我われ議会も共に考えていきたいと思います。
また、本日提起された意見等にもありましたが、説明や情報発信を積極的に行っていく責務が我われ議
会と執行部共にあります。。
二元代表制の下で町民の負託を担う両輪としてその役割を果たす=説明責任を果たす=情報発信する=
ことが重要であることを、再認識させられました。
今後、さらに努力したいと思います。