平成30年第1回定例会(3月定例議会)が開催されました!

    平成30年第1回野木町議会定例会(3月定例議会と表現することもあります。)が、6日~20日の会期
で開催されました。
今定例議会の主要な審議事項は平成30年度一般会計予算及び特別会計予算についてです。
閉会後、大分時間が経ってからの報告になりますが、お許しをたまわりご照覧いただければ幸甚です。
 また、掲載にあたりましては、審議内容の詳細を割愛させていただきます。
この理由としましては後日、「議会議事録」が作成されること及び「議会だより」が発行さることになります
が、これを待って初めて正式・公式な記録となりますので、それ以前に執行部の回答を記載することは、町民
の皆さまに非公式で不正確な情報をお伝えすることになること又議員自身にとって都合の良い情報になりかね
ないことから、議員の立場からは不適切な対応と考えますので、差し控えさせていただきます。
 なお、議案資料の詳細につきましては、お手数ですが、議会事務局において閲覧していただけますようお願
いいたします。
 当会の議事及び審議結果は、以下のとおりです。
発議第 1号:柿沼 守議員に対する辞職勧告決議案について
       *昨年8月に町民から意見書が提出され、その後、特別委員会での審議を経て今回、議員から
        辞職勧告決議案の動議が提出されたものです。
       *意見書の趣旨について改めて記載しますと、柿沼議員は過去の選挙に当たり数人の方に現金
        をばら撒いたというものです。
       *特別委員会の委員長報告として、「本人の身の潔白を晴らすため司法に訴えることを勧める
        ものである」との意見が示されましたが、柿沼議員は、この意見に対して何らの対応も取ら
        ず、又何ら反省する姿勢を示すことがなかったため、その疑惑が一層深まったとの認識に至
        り、今回の辞職勧告決議案の提出となったものであります。
       *柿沼議員には、議会における勧告決議案の趣旨を尊重し、議会の意思に従い可及的速やかに
        自身の進退を判断されることを望みます。
       *採決に当たり退席者が2名生じたことは、議会における議決の意義と議案の内容からして、
        誠に残念な結果であったと言わざるを得ません。
       本人:賛成  議会:賛成多数で可決(賛成9名、反対1名、退席2名)

議案第 1号:野木町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について
       *文教民生常任委員会に付託され審議した結果、常任委員会としては、可決となりました。
                                 その結果を委員長より最終日の本会議において報告し、採決しました。
       *権限移譲により、これまで県において取り扱われていた事項が町に移行されたため、本条例
        を制定するものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
       
議案第 2号:野木町職員の旅費に関する条例の全部を改正する条例について
       *栃木県市町村条例規則準則との整合性を図るため、本条例の全部を改正するものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第 3号:野木町部課設置条例の一部を改正する条例について
       *組織機構改革による係の設置等に伴い、課の分掌事務に変更が生じるため、本条例の一部を
        改正するものです。
       *総務課
        「(2)広報に関すること。」を追加
        政策課
        「(7)広報公聴に関すること。」を「広聴に関すること。」に変更
        未来開発課
        「(5)移住定住にかんすること。」を追加
        上下水道課
        「(4)農業集落排水事業にかんすること。」を追加
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第 4号:野木町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例について
       *人事院勧告による一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律の一部改正に伴い、本条例
        の一部を改正するものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成で可決

議案第 5号:野木町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について
       *育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び人事院勧告に
        よる国家公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、本条例の一部を改正するもの
        です。
       本人:賛成  議会:全員賛成で可決

議案第 6号:職員の就学部分休業に関する条例の一部を改正する条例について
       *人事院勧告による一般職の職員の給与に関する法律の一部改正に伴い、本条例の一部を改正
        するものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第 7号:野木町議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について
       *人事院勧告による特別職の職員の給与に関する法律の一部改正及び野木町職員の旅費に関す
        る条例の全部改正に伴い、本条例の一部を改正するものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第 8号:野木町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に
       ついて
       *非常勤特別職の追加及び報酬額の改正をするため、本条例の一部を改正するものです。
       *農業委員会会長及び同委員等の報酬に、新たに成果報酬(年額)を設けるものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第 9号:野木町長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について
       *人事院勧告による特別職の職員の給与に関する法律の一部改正に伴い、本条例の一部を改正
        するものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第10号:野木町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
       *人事院勧告による一般職の職員の給与に関する法律の一部改正に伴い、本条例の一部を改正
        するものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第11号:野木町国民健康保険財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例に
       ついて
       *国民健康保険法等の改正に伴い、基金の処分事項の一部を変更する必要があるため、本条例
        の一部を改正するものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第12号:野木町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
       *地方税法の改正に伴い、改正法律との整合性を図るため、本条例の一部を改正するものです。
       *これまで国民健康保険については各市町村が主管となっていましたが、この度の法律改正に
        伴い、その管理の主体が県に移管されることになりました。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第13号:野木町介護保険条例の一部を改正する条例について
       *第7期介護保険事業計画策定による平成30年度から平成32年度までの保険料を設定する
        ため、本条例の一部を改正するものです。
       *これまで通りの保険料をこの期間も継続することになります。
       本人:賛成  議会:賛成多数により可決

議案第14号:野木町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一
       部を改正する条例について
       *介護保険法の改正に伴い、改正法律との整合性を図るため、本条例の一部を改正するもので
        す。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第15号:野木町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介
       護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部
       を改正する条例について
       *介護保険法の改正に伴い、改正法律との整合性を図るため、本条例の一部を改正するもので
        す。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第16号:野木町指定介護予防支援等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護
       予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について
       *介護保険法の改正に伴い、改正法律との整合性を図るため、本条例の一部を改正するもので
        す。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第17号:野木町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について
       *高齢者の医療の確保に関する法律の改正に伴い、改正法律との整合性を図るため、本条例の
        一部を改正するものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第18号:野木町企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条
       第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部を改正する条例について
       *企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律の改正に伴い、
        継続して企業立地の促進を図るため、本条例の一部を改正するものです。
       *題名を「野木町工場立地法に基づく緑地等に関する準則を定める条例」に改めます。
       *第3条の次に次の2条を加えます。
        第4条として、緑地が他の施設と重複する場合の緑地面積への参入割合について規定します。
        第5条として、本町に隣接する地方公共団体の長との協議について規定します。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第19号:野木町道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について
       *道路法施行令の改正に伴い、道路占有料の額が見直されたため、本条例の一部を改正するも
        のです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第20号:野木町都市公園条例の一部を改正する条例について
       *都市公園法施行令の改正に伴い、地方公共団体ごとに運動施設率を定める必要があるため、
        本条例の一部を改正するものです。
       *公園施設の設置基準を定める第1条の3に、第3項として「令第8条第1項の条例で定める
        割合は、100分の50とする。」を追加するものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第21号:平成29年度野木町一般会計補正予算(第7号)について
       *歳入歳出予算の総額からそれぞれ63,792千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞ
        れ8,014,235千円とするものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第22号:平成29年度野木町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について
       本人:賛成  議会:賛成多数により可決

議案第23号:平成29年度野木町介護保険特別会計補正予算(第3号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第24号:平成29年度野木町後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第25号:平成29年度野木町農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第26号:平成29年度野木町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第27号:平成29年度野木町営墓地事業特別会計補正予算(第1号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第28号:平成29年度野木町野木東工業団地周辺開発事業会計補正予算(第1号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第29号:平成29年度野木町水道事業会計補正予算(第2号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第30号:平成30年度野木町一般会計予算について
       *歳入歳出予算の総額は、7,760,000千円と定めます。
       *一時借入金の最高額は、500,000千円と定めます。
       *地方債の発行額は、706,600千円と定めます。
       本人:賛成  議会:賛成多数により可決

議案第31号:平成30年度野木町国民健康保険特別会計予算について
       *歳入歳出予算の総額は、2,855,089千円と定めます。
       *一時借入金の最高額は、90,000千円と定めます。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第32号:平成30年度野木町介護保険特別会計予算について
       *歳入歳出予算の総額は、1,897,300千円と定めます。
       *一時借入金の最高額は、30,000千円と定めます。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第33号:平成30年度野木町後期高齢者医療特別会計予算について
       *歳入歳出予算の総額は、292,979千円と定めます。
       *一時借入金の最高額は、20,000千円と定めます。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第34号:平成30年度野木町農業集落排水事業特別会計予算について
       *歳入歳出予算の総額は、60,948千円と定めます。
       *一時借入金の最高額は、10,000千円と定めます。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第35号:平成30年度野木町公共下水道事業特別会計予算について
       *歳入歳出予算の総額は、775,265千円と定めます。
       *一時借入金の最高額は、10,000千円と定めます。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第36号:平成30年度野木町営墓地事業特別会計予算について
       *歳入歳出予算の総額は、43,397千円と定めます。
       *一時借入金の最高額は、10,000千円と定めます。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第37号:平成30年度野木町野木東工業団地周辺開発事業特別会計予算について
       *歳入歳出予算の総額は、1千円と定めます。
       *今年度予算をもって本特別会計は廃止となります。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第38号:平成30年度野木町水道事業特別会計予算について
       *収益的収入及び支出の予定額は、収入373,302千円、支出343,691千円と定め
        ます。
       *資本的収入及び支出の予定額は、収入52,161千円、支出299,260千円と定めま
        す。
       *企業債の発行額は、50,000千円と定めます。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第39号:平成29年度栃木県南公設地方卸売市場事務組合一般会計歳入歳出決算の認定について
       *平成29年9月30日をもって同事務組合は解散したため、地方自治法第292条の規定に
        より準用する地方自治法施行令第5条第3項の規定に基づき、構成市町である小山市、栃木
        市、下野市、壬生町及び野木町の監査委員がそれぞれ決算審査を行うこととなったものです。
       *歳入歳出決算額は、収入済額269,959千円であり、予算現額279,683千円に対
        する収入率は96.5%、調定額277,918千円に対する収入率は97.1%であり、
        収入未済額は7,959千円です。
       *分担金及び負担金は、収入済額199、494千円で、予算現額に対する収入率は100%
        となっており、これは構成市町の負担金で、野木町負担金3、072千円、負担割合1.5
        4%となっています。
       *歳出決算状況は、決算額255,711千円であり、不用額23,972千円を生じており、
        予算現額279,683千円に対する執行率は91.4%となっています。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第40号:固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
       *田村 薫氏(新任) 下都賀郡野木町大字南赤塚1962番地
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第41号:野木町議会基本条例及び野木町議会委員会条例の一部を改正する条例について
       *野木町議会基本条例第6条第6項を「6 議会は、町民の意見を広く集め、政策提案に反映
        させるために、積極的に町民と議会との交流の場を設けるものとする。」に改めます。
       *反問権者を拡大するため、同条第7条第3項中「町長」の次に、「副町長、教育長、部長、
        教育次長、課長及び局長を加えるものです。
       *野木町議会委員会条例第2条に「(3)予算決算常任委員会13人 予算及び決算に関する
        事項」を、又同上第12条の3中「町長」の次に、「副町長、教育長、部長、教育次長、
        課長及び局長を加えるものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決

議案第42号:野木町議会会議規則の一部を改正する規則について
       *反問権者を拡大するため、規則第60条の2中「町長」の次に「副町長、教育長、部長、教
        育次長、課長及び局長を加えるものです。
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決


 次に、長くなりますが、一般質問を行いましたので、原文のまま質問内容を掲載します。
一般質問:
◆総括質問(演台上で行う質問です。)
 議長のお許しをいただきましたので、これより、総括質問を行います。
 まず、今期をもって退職なされる職員の皆様におかれましては、大変長い間、町のためにご尽力いただきま
して大変ありがとうございました。退職後も健康に留意され、今後も町勢発展のためにご協力願えればと思っ
ております。
また、第2の人生も十分楽しんでいただければと思っております。
それでは、先の通告書により通知しました「平成30年度野木(のぎ)町政(ちょうせい) 施政方針」について、
質問を行います。
 平成30年度の県の予算編成について知事は、平成27年度から続く地方創生の取り組みをさらに深堀した
予算案としたと発表しています。
ところで我が町においても現在、国の進める地方創生戦略に沿った「野木町総合戦略」を策定し、計画した施
策に取り組んでいることと推察します。
 しかし、町長の施政方針においては、野木町総合戦略について全く触れられていません。
ついては、今年の施政方針と野木町総合戦略との関連について、次のとおり伺います。
(1)「平成30年度 施政方針」と「野木町総合戦略」との整合性はどうか。
 次に、今年の施政方針においては言及(げんきゅう)されていませんが、昨年度の施政方針等において取り組む
と謳われていた施策等との関連について伺います。
ついては、次について伺います。
(2)「前年度施政方針」等との関連について
 ① 「農業経営の法人化」の取組み状況はどうか。
 ② 「6次産業化」の進捗状況はどうか。
 ③ 「各産業の育成を抜本的に考えていく組織を立ち上げ」の状況はどうか。
 次に、国の方針に対応した政策項目については、今後の研究課題と位置付けていることから、差し当たり事業
化による予算支出はないと想われますが、後年度における事業化による予算支出が想定されます。
この様な中で、今年の施政方針で特に強調され又懸念される点ではないかと想われるのが、「町では歳入歳出の
一体的な改革を進め、町政運営全体をスリム化する必要があると判断せざるを得ませんでした。特に歳出の徹底
した見直しと重点化を図り、効率的な運用を心掛けました。」という文節に表れている点ではないでしょうか。
これから読み取れることは、将来の町の在り方、すなわち「合併しないで独立した自治体としての野木町」を運
営していく上で財政上厳しい状況にあるということを、執行部が認識したということではないかと考えます。
その表れが「財政難の折」という表現になっていると推察します。
 ついては、前年度の施政方針では全く触れられることなく、本年度になって唐突的(とうとつてき)にこのよう
な財政的な厳しさを強調する施政方針となったことに関連して伺います。
(3)「財政難の折」との認識を持つに至った理由は何か。
 次に、町民の関心事項であり又町の発展にとって重要な位置付けと考えられる道路関係の進捗状況について伺
います。
(4)「新4号国道アクセス道路」、「都市計画道路3・4・7号小山野木線の推進」の状況はどうか。
 次に、平成30年度3月末に建物等が完成する総合サポートセンターに関連して伺います。
スタートまでに一年間を準備期間とするということですが、運用面での課題検討であれば、スタートした上で順
次、不都合な点を修正していくことの方が、より現実的な進め方ではないかと考えますので、次について伺いま
す。
(5)「総合サポートセンターオープンの準備期間」を設ける理由は何か。
 次に、学校教育におけるICTの活用に関連して伺います。
これまでに教育用パソコンやタブレット端末を教育現場に導入し活用を図ってきています。 今後とも、教育面の
みならず行政分野全般に亘ってICTの活用を図っていくことは、町にとって重要な課題と認識します。  
ついては、次について伺います。
(6)「ICT支援事業を継続」について ① ICT導入の実施状況はどうか。 ② 導入効果と今後の課題は
   何か。
 次に、英語教育に関連して伺います。
「中学生の海外派遣事業の継続」について、昨年の議会報告会開催時に、出席された町民の方から意見として伺
いました。
「国際性を備えた人材育成も大切であるが、その前にやることがあるのではないか。英語が小学生高学年に教科
化されることを考えるならば、限られた財源を有効に生かす上からは、一部の中学生を対象とする海外派遣では
なく、在校生全体の語学力アップに繋がる施策に力を入れるべきだ」というものです。
 ついては、次について伺います。
(7)「中学生の海外派遣事業」ではなく在校生全体の語学力アップを優先すべきとの町民の声をどのように考
   えるか。
 最後になりますが、町長が積極的に推進している「読書の町宣言」に関連して伺います。
(8)「懸案の多機能型図書館への改変」の検討状況はどうか。
なお、時間の制約もありますので、個々具体的には、個別質問において行います。

以上、総括質問と致します。

 ◆個別質問(質問席にて行う質問です。)

 これから、答弁いただいた内容に関しまして、個別質問を行います。
 まず、「平成30年度施政方針と野木町総合戦略との整合性について」に関連してお尋ねします。
 ① 野木町総合戦略の検証状況と、KPI等の見直しについては、いずれ議会に説明が行われると受け止め
  てよろしいですか、副町長。
 次に、「前年度施政方針等の関連について」に関連してお尋ねします。
 ② 農業経営の法人化の取り組みについて伺います。
  高齢化の影響は農業の分野においてもあると想いますが、10年後の農業の姿を、町としてどのように描
  いているのか、伺います。

 ③ その姿を実現するために、町として農業法人化
をどのように位置付けているのか、伺います。
  先ほどの説明では、執行部内で検討を行っているとのことですが、他の栃木県内の自治体ではすでに一歩
  も二歩も先を行っている事例が見受けられるところですが、どうでしょうか。
 ④ 集落営農組織を法人化に誘導するような補助金は設けられているのでしょうか、伺います。
  
又、水稲種子代補助や土地利用型機会支援事業との関連はどうでしょうか。
 ⑤ 現状の産業課農業振興係の体制で問題ないと認識しているのか、副町長に伺います。
 ⑥ 6次産業化に取り組むに当たって、執行部が果たすべき役割はどこにあると認識しているのか、又町と
  しての6次産業化構想が見当たらないようです
が、この点について伺います。
 ⑦ 只今、執行部が果たすべき役割について回答をいただいたところですが、私の考えているところと、大
  分認識に差がありますね。
  「意欲のある農業者が自主的に開発を行ない販売することが理想」とありましたが、これを前提にするな
  らば、行政は必要ないということになります。
  行政としては、6次産業化の取り組みの方向に農業者を誘導する仕組み、すなわち行政誘導の仕組みを構
  築することが役割だと思います。
  加工品目の選定や加工場所の提供、資金の補助、販売ルートの構築など一連の支援体制を構築することで
  はないでしょうか。
  先ほど触れた農業経営の法人化についても同じことが言えると思っています。
  是非、この視点からの検討を進めることを求めておきます。
   次に、財政難について伺います。
  このような状況において、これからの年度予算の審議については、単年度の実施事業に焦点を当てるだけ
  では不十分と考えますので、少なくとも将来3年
間の実施事業の計画を示す必要が執行部にはあると考え
  ますが、どうでしょう
か、総合政策部長に伺います。
 ⑧ 道路関係の進捗状況については先ほどの説明により理解しました。
  いずれの事案も主管が他市並びに県にあるということですので、町として努力できる範囲は限られている
  と想いますが、今後とも、スケジュールがキープで
きるよう尽力していただければと思います。又、定期
  的に進捗状況の報告を行
うことを要求します。
  総合サポートセンターの準備期間を設ける理由については、その理由を、町民の皆さまに理解していただ
  けるよう説明を尽くしてください。
  又、教育面でのICT支援事業については、導入と活用の将来計画の全体像を一度説明していただくこと
  を求めます。
  中学生の海外派遣事業については、どうしても一部の学生を対象にしたものにならざるを得ない施策です
  ので、提案を受けたときにも意見として提起しま
したが、経費負担の問題で機会を逸する学生が出ないよ
  う運用上の配慮を強く
求めておきます。
  副町長、教育長、よろしいですね。
 ⑨ 最後になりますが、多機能図書館について伺います。
  唯一の書店がこの1月をもって閉店しました。
  閉店に至るまでにはいろいろと理由はあるかと思いますが、読書の町を宣言している我が町にとっては、
  決してプラスのイメージとして映らないと
想われます。
  多機能図書館の検討を進めるに当たっては、是非、書店的な機能の導入を検討項目として取り上げていた
  だければと考えます。
  如何でしょうか。

   以上で、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。