町議会選挙に向けた決意!

 いよいよ明後日に統一地方選挙の後半戦となる、我われ町議会議員の選挙が告示されることになります。
選挙運動期間は4月16日(火)告示~20日(土)で、21日(日)に投開票されます。
9日(火)に実施されました「立候補届書類等事前審査」には、19名が手続きを行ったとのことですので、
間違いなく選挙戦になると想われます。
 今回の選挙に臨むに当たり、町民の皆様に対するお約束となる「施策と決意」を表明させていただきます。

 数年前に野木町文化会館(野木エニスホール)において開催された講演会において、講演者である元衆議
院議員・元三重県知事を歴任された北川 正恭(きたがわ まさやす)早稲田大学教授が指摘されたことで
すが、「議会も今のままではだめ、議員が何をやりたいのか、いわゆる政策に着目して議員を選挙しなけれ
ば、これからの議会は機能しない」との言葉が強く印象に残っています。

 皆様もすでにご存知のように、国は「地方創生戦略」を強力に推し進めています。
我が町においても現在、野木町版創生戦略である「野木町総合戦略」に取り組んでいるところです。
この「地方創生戦略」では、国や県の施策を当てにすることはできません。
町の特徴を生かした独自の施策を、町で企画し実施することが必要になっています。
そして、将来の存続に向けた各市町間の施策競争になっています。

 これに勝ち残っていくためには、町長の町政運営の実力と、議会の真の価値が問われます。
北川教授が指摘されたように、議会のこれからの機能としては、単に町長の施策をチェック(監視)するだ
けではなく、施策提案の視点に立った議員活動を実践できなければ、町民の皆様の要求には応えられない、
ということです。
 野木町においても少子高齢化が進行しており、小山市・栃木市・古河市に挟まれた中で、町の存続と発展
を図っていくためには、行政のみならず議会の変革が求められます。
これらに応えていくためには、我われ議員が何をやりたいのか、いわゆる政策を提示するだけではなく、そ
の提示した施策に着目して議員を選ぶという視点を、町民の皆様が持つことも重要になります。

 今回の選挙に当たっては、次の事項を訴えていくこととしています。
内容については、すでに「後援会討議資料」にてお知らせしているところですが、一応掲載させていただき
ますので、改めてご確認いただければ幸いです。

 熱意と実行で「持続可能な野木町創生」に全力疾走します!
― 地域経済の活性化 ―
◇ 農業の活性化!
 〇農業分野の将来構想の明確化
 ・「野木町農業基本計画(仮称)」の策定
 〇若手農業者の育成・定着
 ・意欲ある若者向け農業研修の制度の創設
 ・都民向け農業体験制度の実施
 〇地場産品の振興
 ・町内外への販売拡大に向けた農産品販売所等の拡充
 ・公的な給食施設等での地元農産品の積極的活用の推進
 〇6次産業化の推進
 ・高付加価値化の実現に向けた異業種連携体制の確立

◇ 商工業の活性化!
 〇地元企業の支援・育成の強化
 ・新入社員等向け人材の育成研修の実施
 ・生産性向上・効率化等に向けた設備更新・増強投資への補助の拡充
 〇企業誘致の推進
 ・工業団地用地の新規開発の推進
 ・民間経験等を活かした企業誘致の推進と雇用確保の積極的取り組み
 〇新規分野の企業家の呼び込みと事業育成
 ・ICT分野等の若手企業家に対するインキュベーション事業の環境づくり
 〇商業の活性化
 ・プレミアム商品券の拡充
 ・駅前広場を活用したマルシェ(市場)の定期開催の実施
 〇労働環境の変化への対応
 ・国策の外国人労働者の受入増加に向けた支援体制等の整備
 
◇ 経済基盤の整備化!
 〇生活道路の整備
 ・傷んだ道路や狭隘な生活道路の拡充・整備
 〇中心街区の整備
 ・魅力ある町づくりの環境整備として中心街区の電柱等の埋設化の実現
 〇ICT環境の整備
 ・町全域での利用可能なWi-Fi環境等の整備
 〇空き家対策の実施
 ・アパートやローズタウン等の空き住宅に対する空き家バンク事業の拡充

― 安心して暮らせる町の実現 -
◇ 子育てしやすい環境を!
 〇教育環境等の充実
 ・英語力と学力水準の向上
 ・貧困家庭の子どもの教育支援
 ・居場所の提供と子ども食堂の実施
 〇子育てサービス等の充実
 ・働く親の安心に応える保育サービスと学童保育の充実
 〇安心して子どもを出産できる条件の拡充
 ・不妊治療費の拡充
 ・保育料の軽減化
 ・児童医療費現物給付の拡充
 〇いじめ・DV対策の強化
 ・内在化する子ども等へのDV防止策と支援体制の強化

◇ お年寄りに住みやすい環境を!
 〇安心・快適に老後を過ごせる住居環境の拡充
 ・サービス付き高齢者マンション等の整備・拡充
 ・バリアフリー化に向けた住居改修費の助成拡充
 〇日常生活の快適化
 ・自宅に居ても日常生活に必要な買い物ができるサービスの実現
 ・ゴミ出しの苦労を解消するサービスの実現
 ・安否確認を兼ねた配食サービスの充実
 〇元気生きがいクラブ等の支援・充実
 ・老人会の活性化
 ・シルバー人材活躍の場の拡大

◇ 防災に強い環境を!
 〇思川西岸・東岸堤防の嵩上げと避難場所の整備等の早期実現

 ◇ 住民と一体となった行政サービスの拡充を!
 〇サービス業としての町役場の実現
 ・町役場を「町(民)」の「役」に立つ「場」に変革
 〇活力ある町役場の実現
 ・事業の将来動向に対応する人材の育成・確保
 ・民間企業等への研修派遣制度の導入実現

◇ 真に町民に開かれた議会の実現を!
 〇議会基本条例の精神に準拠した議会の実現
 ・町民の期待に応える二元代表制下の議会の実現
 ・ペーパーレス化と議会の効率性・利便性アップに向けたタブレット端末の導入

 以上により、「持続可能な町づくりをめざして」取り組みます。