令和6年第2回野木町議会定例会(3月定例議会と表現することもあります。)が、3月5日(火)
~19日(火)の会期で開催されました。
今定例議会の主要な審議事項は令和6年度一般会計予算及び特別会計予算についてです。
3月定例会においては、町長から「野木町施政方針」が表明されましたが、すでに「広報のぎ」により
報告されていますので、掲載しないこととします。
今一度知りたいという方が居られましたら、お手数をお掛けしますが、役場にて広報誌を入手願います。
掲載にあたりましては、審議内容の詳細を割愛させていただきます。
この理由としましては後日、「議会議事録」が作成されること及び「議会だより」が発行さることにな
りますが、これを待って初めて正式・公式な記録となりますので、それ以前に執行部の回答を記載する
ことは、町民の皆さまに非公式で不正確な情報をお伝えすることになること又議員自身にとって都合の
良い情報になりかねないことから、議員の立場からは不適切な対応と考えますので、差し控えさせてい
ただきます。
なお、議案資料の詳細につきましては、お手数ですが、議会事務局において閲覧していただけますよ
うお願いいたします。
当会の議事及び審議結果は、以下のとおりです。
議案第 1号:野木町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する
について
*特別職の勝因で非常勤のものの報酬額等の追加及び名称の変更をするため、本条例の
一部を改正するものです。
*別表環境審議委員の項の次に次のように加えるものです。
地球温暖化対策実行計画検討委員(大学教授等の委員) 1日 20,000円
地球温暖化対策実行計画検討委員(大学教授等の委員を除く)1日 8,500円
別表教育委員会外部評価委員の項の次に次のように加えるものです。
予防接種健康被害調査委員会委員(医師) 1日 20,800円
別表中「障害者福祉計画策定委員及び専門部会委員」を「障がい者計画等策定委員」
改めるものです。
*この条例は、令和6年4月1日から施行します。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 2号:野木町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例について
*人事院規則の改正に準じ、夏季休暇の使用可能期間を拡大するため、本条例の一部
を改正するものです。
*別表第1の20の項中「期間内」を「期間(当該機関が業務の繁忙期であることそ
の他の業務の事情により当該期間内にこの項の休暇の全部又は一部を使用すること
が困難であると認められる職員にあっては、一の年度の6月から10月までの期間)
に改めるものです。
*この条例は、令和6年4月1日から施行します。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 3号:野木町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例及び野木町職員の育児休業
等に関する条例の一部を改正する条例について
*地方自治法の改正に伴い、会計年度任用職員の勤勉手当の支給が可能になることか
ら所要の改正を行うため、本条例の一部を改正するものです。
*(野木町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例)
第2錠第1項中「及び期末手当」を「、期末手当」に改めます
第22条中「以下この条において同じ。」を削る。
(野木町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例)
第7条第2項中「(地方公務員法(昭和25年法律第261号)第22条の2第1
項に規定する会計年度任用職員を除く。)」を削る。
第8条中「地方公務員法」の次に「(昭和25年法律第261号)」を加えます。
*この条例は、令和6年4月1日から施行する。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 4号:野木町老人福祉センターの設置及び管理等に関する条例等の一部を改正する条例につ
いて
*小山地区定住自立圏構成市である下野市から文化・スポーツ施設等の相互利用の申
し出があり、両市町住民の利便性の向上、及び相互利用の促進を図るため、関係す
る各条令の一部を一括改正するものです。
*次に掲げる条例の規定中「及び小山市」を「、小山市及び下野市」に改めます。
(1)野木町老人福祉センターの設置及び管理等に関する条例(昭和57年野木町条
例第1号)別表
(2)野木町都市公園条例(平成21年野木町条例第6号)別表
(3)野木町公民館使用条例(昭和51年野木町条例第25号)別表
(4)野木町体育センターの設置及び管理に関する条例(昭和52年野木町条例第5
号)別表
(5)野木町交流センターの設置及び管理に関する条例(平成27年野木町第40号
)別表第1
(6)野木町文化会館設置及び管理運営条例8平成6年野木町条例第24号)別表第
1
*この条例は、令和6年4月1日から施行します。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 5号:野木町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
*栃木県国民健康保険運営方針に基づき、令和10年度までに国民健康保険税の賦課
限度額を政令で定める水準まで引き上げる必要が生じたため、本条例の一部を改正
するものです。
*野木町国民健康保険税条例(昭和34年野木町条例第9号)の一部を次のように改
正する。
第2錠第2項ただし書中「520,000円」を「610,000円」に改め、同
条第3項ただし書中「170,000円」を「190,000円」に改める。
第21条第1項中「520,000円」を「610,000円」に、「170,0
00円」を「190,000円」に改める。
*この条例は、令和6年4月1日から施行します。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 6号:野木町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める
条例の一部を改正する条例について
*栃木県のこども医療費助成制度における女性対象者の年齢拡大に伴い、本町のこども医療費
助成制度における現物給付の対象年齢を18歳に拡大するため、本条例の一部を改正するこ
のです。
*令和4年4月1日から施行する。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 7号:野木町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部
を改正する条例について
*介護保険法の規定に基づく指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
基準等の一部改正に伴い、改正後の基準との整合性を図るため、本条例の一部を改正する
ものです。
*この条例は、令和6年4月1日から施行します。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 8号:野木町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正す
る条例について
*放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、改正基準との整
合性を図るため、本条例の一部を改正するものです。
*介護保険法の規定に基づく指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等の一
部改正に伴い、改正後の基準との整合性を図るため、本条例の一部を改正するものです。
*この条例は、令和6年4月1日から施行します。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 9号:野木町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防
のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について
*介護保険法の規定に基づく指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防
支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等の一部改正に伴い、改
正後の基準との整合性を図るため、本条例の一部を改正するものです。
*この条例は、令和6年4月1日から施行します。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 10号:野木町介護保険条例の一部を改正する条例について
*介護保険法施行令の改正に伴い、令和6年度から令和8年度までの介護保険料を改定する
ため、本条例の一部を改正するものです。
*第4条第1項中「令和3年度」を「令和6年度」に、「令和5年度」を「令和8年度」に
改め、同項第1号中「34,200円」を「31,120円」に改め、同項第2号中「5
1,300円」「46,850円」に改め、同項第3号中「51,300円」を「47,
190円」に改め、同項に次の4号を加えます。
(10)令第38条第1項第10号に掲げる者 129,960円
(11)令第38条第1項第11号に掲げる者 143,640円
(12)令第38条第1項第12号に掲げる者 157,320円
(13)令第38条第1項第13号に掲げる者 164,160円
*この条例は、令和6年4月1日から施行します。
本人:賛成 議会:賛成多数で可決
議案第 11号:野木町道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について
*道路法施行令の一部改正に伴い、道路占用料の額が見直されたため、本条例の一部を改正
するものです。
*この条例は、令和6年4月1日から施行します。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 12号:野木町水道事業給水条例の一部を改正する条例について
*国の水道整備・管理行政が厚生労働省から国土交通省に移管されることに伴い、本条例の
一部を改正するものです。
*第5条第1項、第32条第2項ただし書及び第35条第1号中「厚生労働省令」を「国土
交通省令」に改めるものです。
*この条例は、令和6年4月1日から施行する。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 13号:令和5年度野木町一般会計補正予算(第12号)について
*歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ127,326千円を減額し、歳入歳出予算の
総額を歳入歳出それぞれ9,549,119千円とする。
*繰越明許費の追加は「第2表 繰越明許費」による。
*地方債の追加及び変更は、「第3表 地方債補正」による。
本人:賛成 議会:賛成多数で可決
議案第 14号:令和5年度野木町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について
*歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ46,363千円を追加し、歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ2,823,634千円とする。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 15号:令和5年度野木町介護保険特別会計補正予算(第4号)について
*歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ90,496千円を追加し、歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ2,432,219千円とする。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 16号:令和5年度野木町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)について
*歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,100千円を追加し、歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ379,727千円とする。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 17号:令和5年度野木町営墓地事業特別会計補正予算(第1号)について
*歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,992千円を追加し、歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ48,348千円とする。
本人:賛成 議会:賛成多数で可決
議案第 18号:令和5年度野木町水道事業会計補正予算(3号)について
*資本的支出 80千円を減額し801,762千円とします。
*継続費
逆川排水機場耐震補強工事及び電気機械設備改修工事委託
総額335,740千円を令和4年度137,000千円、令和5年度198,740千
円に補正する。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 19号:工事委託に関する協定の変更について
*町との当初協定金額(逆川排水機場耐震補強工事及び電気機械設備改築工事委託に関する
協定)に対し、工事費用の減額に伴い、総事業費に変更が生じるため、変更協定を締結す
るため、議会の議決を求めるものです。
*協定金額
変更前 金 351,000,000円
変更後 金 335,740,000円
*協定の相手方 地方共同法人 日本下水道事業団
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 20号:令和6年度野木町一般会計予算について
*歳入歳出予算の総額は、8,851,000千円と定めます。
*一時借入金の最高額は、500,000千円と定めます。
*予算決算常任委員会に付託され、委員長報告は賛成多数で可決
*賛成討論しましたので、末尾に記載します。
本人:賛成 議会:賛成多数で可決
議案第 21号:令和6年度国民健康保険特別会計予算について
*歳入歳出予算の総額は、2,752,970千円と定めます。
*一時借入金の最高額は、90,000千円と定めます。
*予算決算常任委員会に付託され、委員長報告は全員賛成で可決
本人:賛成 議会:賛成多数で可決
議案第 22号:令和6年度介護保険特別会計予算について
*歳入歳出予算の総額は、2,094,347千円と定めます。
*一時借入金の最高額は、30,000千円と定めます。
*予算決算常任委員会に付託され、委員長報告は全員賛成で可決
本人:賛成 議会:賛成多数で可決
議案第 23号:令和6年度野木町期高齢者医療特別会計予算について
*歳入歳出予算の総額は、441,348千円と定めます。
*一時借入金の最高額は、20,000千円と定めます。
*予算決算常任委員会に付託され、委員長報告は全員賛成で可決
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 24号:令和6年度野木町営墓地事業特別会計予算について
*歳入歳出予算の総額は、49,060千円と定めます。
*一時借入金の最高額は、10,000千円と定めます。
*予算決算常任委員会に付託され、委員長報告は全員賛成で可決
本人:賛成 議会:賛成多数により可決
議案第 25号:令和6年度野木町水道事業会計予算について
*収益的収入 397,966千円と定める。
収益的支出 386,759千円と定める。
*資本的収入 267,747千円と定める。
資本的支出 389,573千円と定める。
*一時借入金の最高額は、50,000千円と定めます。
*予算決算常任委員会に付託され、委員長報告は全員賛成で可決
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 26号:令和6年度野木町下水道事業会計予算について
*収益的収入 785,452千円と定める。
収益的支出 673,203千円と定める。
*資本的収入 315,091千円と定める。
資本的支出 581,825千円と定める。
*一時借入金の最高額は、50,000千円と定めます。
*予算決算常任委員会に付託され、委員長報告は全員賛成で可決
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 27号:固定資産評価審査委員会委員の船員につき同意を求めることについて
*任期満了に伴い、新たに委員に選任するため、議会の同意を求めるものです。
*成田 秀志 昭和18年7月10日生
*新任
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 28号:野木町議会議員の請負の状況の公表に関する条例の制定について
*地方自治法の改正に伴い、改正法との整合性を図るため、本条例を制定し必要事項を定め
るものです。
*この条例は、野木町議会議員が野木町に対し請負(地方自治法(昭和22年法律第67号)第
92条の2に規定する請負をいう。以下同じ。)をする者又はその支配人である場合における
請負の状況を公表するすること等により、請負の状況の透明性を確保し、もって議会の運営の
公正及び事務の執行の適正を図ることを目的とするものです。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
議案第 29号:野木町議会委員会条例の一部を改正する条例について
*重大な感染症のまん延又は大規模な災害等の発生等に際し、オンラインにて委員会が開催でき
るよう、本条例の一部を改正するものです。
*第11条の次に次の1条を加えます。
第11条の2 委員長は、重大な感染症のまん延又は大規模な災害等の発生等により委員会を
開催する場所への委員の参集が困難であると認める場合は、映像と音声の送受信
により相手の状態を相互に認識しながら通話することができる方法(以下この条
例において「オンライン」という。)を活用して委員会を開会することができる。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
追加議案第1号:野木町税条例の一部を改正する条例について
*地方税法の改正に伴い、改正法律との整合性を図るため、本条例の一部を改正するものです。
*令和6年能登半島地震災害に係る雑損控除額等の特例として、特例損失金額がある場合には、
町民税が適用され、又親族資産損失額もこの条例の規定が適用されます。
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
追加議案第2号:令和6年度野木町一般会計補正予算(第1号)について
*歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,061千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳
入歳出それぞれ8,853,061千円とする。
*歳入 2,061千円を追加し、総額8,853,061千円とします。
国庫支出金 1,320千円追加 1,130,112千円
繰入金 741千円 488,496千円
歳出 2,061千円を増額し、8,853,061千円とします。
2款 総務費 1項 総務管理費 741千円
2款 総務費 2項 徴税費 1,320千円
本人:賛成 議会:全員賛成で可決
〈 賛成討論 〉
令和6年度一般会計予算につきまして、賛成の立場から意見を申し述べます。
まず、令和6年度予算につきましては、一般会計予算において過去二番目の予算規模であり、執行部は
「財政が厳しい」と認識されている中で積極財政を組まれたことを評価します。
次に予算計上されている事業につきましては、2050年達成を目標とするSDGsのカーボンニュー
トラルに関係する事業が数多く計上されており、脱炭素化に向けた積極的な取組み姿勢が見てとれ評価で
きます。
つきましては、予算化されている「地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」の策定と「地球温暖化対策
実行計画検討委員」の取り組みに期待するとともに、進捗状況にあわせ適宜、議会へ報告がなされること
を求めます。
また、子育て支援策としまして、保護者の学校給食費の負担軽減のために、学校給食費補助を初めて行う
こととしており評価します。
今後とも保護者の負担軽減を図るため給食費の無償化をめざしてもらいたい。
加えて、予算計上されているデマンドタクシー事業につきましては、一定の評価はしますが、町民から
利便性について改善を求める声が多く出されていますので、高齢者の足回りの確保という視点から検討を
することを求めます。
ところで、以上に評価できる点は述べたところでありますが、財政状況が厳しく財源確保に努められる
ということであれば、境町や小山市等他市町の事業運営を参考にし、町の施政方針ではまったく触れられ
ていない「ふるさと応援寄付金(ふるさと納税)」の取り組み強化を図ることを提案します。
最後になりますが、各事業の予算計上につきましては、予算決算常任委員会での審議の結果、特段否決
する理由はないと考えます。
以上、賛成意見といたします。
以上