本日(6月29日(月))午前10時から町老人福祉センター(ホープ館)において、新橋学区分館様主催の敬老お楽しみ会が開催されました。
来賓として招待を受けましたので出席させていただきました。
この催しは例年7月に新橋学区分館様主催で開催される伝統ある行事であり、地区の皆さまが開催を楽しみにしておられるようです。
新橋学区分館は、丸林西区、新橋区、松原区の3区を構成する18自治会により構成されています。
当日は3区長様外2名の自治会長様が来賓として出席されていました。
本催しは当地区に在住する70歳以上の方をお招きしており、当日参加された方は計123名に上りました。
このうち傘寿祝い対象者として80歳を迎える方が10名出席されていました。
この10名の傘寿祝者の皆さまには、分館長様から記念品が贈呈されましたが、その際には、分館長様自らが席に出向いてお渡しするなど細かい心遣いがなされていることが見て取れました。
傘寿を迎えられた皆さまには誠におめでとうございます!
当日参加された皆さまの更なるご長寿をお祈り申し上げます!
プログラムとして、小山警察署様による「オレオレ詐欺にだまされるな!!」という演目の講話があり、皆さま、真剣に聴き入っていました。
この地区における詐欺被害の発生がないことをお祈りいたします。
講話の後には、皆さまがお待ちかねのカラオケタイムや津軽三味線演奏などが控えていましたが、商用があったため、この時点で途中退席させていただきました。
誠に失礼いたしました。
追伸:参考までに野木町における高齢化の状況について触れておきます。
平成27年4月30日現在(住民基本台帳調べ)、全町民25,857人に占める65歳以上の
町民の数は6,651人、率にして25.7%で約4人に1人に当たります。
これが、10年後の2025年(国立社会保障・人口問題研究所予測)には、全町民23,768
人に占める同町民の数は8,332人、率にして35.1%となり、約3人に1人が65歳以上の高
齢者になると予想されています。
また、野木町においては、「団塊の世代」が2025年に75歳以上になることから、一時期に転
入・集住したローズタウン等において一斉の高齢化や多くの空き家の発生など高齢化に伴う現象が著
しくなると予想されます。
ところで、今年度、全自治体において「地域創生戦略」の策定が努力義務として課せられており、
当町においてもこの10月を目途に現在、「野木町人口ビジョン」及び「野木町総合戦略」の策定に
取り組んでいます。
ここに至った背景については、新聞・テレビなどで詳報されているところですので、皆さまには、
昨年5月に日本創生会議が発表した衝撃的なレポートに端を発していることを、ご存じのことと想い
ます。
レポートでは、人口減少による消滅可能性都市が全国で50%を超え、このままでは、地域の存続が
危ぶまれると報告しています。
これを受けて政府においても、人口減少克服に向けた政策推進が位置づけられることとなったもので
す。
きっかけからも分かると想いますが、今般の地方版総合戦略の策定の主眼は人口減少克服とそれを踏
まえた地方創生にあります。
そのポイントは、人口増加を図るため出生率をいかに高めるか、そして活力が急速に失われつつある
地方の市町村の活性化を図り、もって当該市町村の住民の生活圏を永続的に存続ならしめるための戦
略を、いかに策定し実行するかであります。
従いまして、今般の総合戦略は基本的には、これまでにも取り組まれてきた少子化対策の延長にあ
ると考えられます。
しかしながら、わが町においては、上記に述べたようにもう一つ差し迫った課題があるのではない
でしょうか。
それは、少子・高齢化と言われてきた一方の高齢化への対処の問題です。
特に上段に述べたように、団塊の世代が一斉に高齢化を迎える時期が目の前に近づいています。
ローズタウンなどの高齢単身世帯や高齢夫婦世帯の増加に伴う空き家問題や買い物難民、個別ごみ回
収の問題など取り組むべき喫緊な課題があると認識します。
この問題については、6月定例議会の一般質問で取り上げましたので、後日報告したいと思ってい
ます。