平成29年3月定例議会が開催されました!

平成29年第1回野木町議会定例会(3月定例議会と表現することもあります。)が開催されました。
今定例議会の主要な審議事項は平成29年度一般会計予算及び特別会計予算についてでした。
閉会後、大分時間が経ってからの報告になりますが、お許しをたまわりご照覧いただければ幸甚です。
 また、掲載にあたりましては、審議内容の詳細を割愛させていただきます。
この理由としましては後日、「議会議事録」が作成されること及び「議会だより」が発行さることになりますが、これを待って初めて正式・公式な記録となりますので、それ以前に執行部の回答を記載することは、町民の皆さまに非公式で不正確な情報をお伝えすることになること又議員自身にとって都合の良い情報になりかねないことから、議員の立場からは不適切な対応と考えますので、差し控えさせていただきます。
 なお、議案資料の詳細につきましては、お手数ですが、議会事務局において閲覧していただけますようお願いいたします。
 当会の議事及び審議結果は、以下のとおりです。
議案第 1号:野木町奨学金給付条例の制定について
       *文教民生常任委員会に付託され審議した結果、常任委員会としては、否決となりました。
                                 その結果を委員長より最終日の本会議において報告し、採決しました。
       *奨学金給付の対象は、大学及び高等専門学校並びに専修学校です。
        給付額は、月2万円です。
       *反対意見としては、国で同様の給付型奨学金制度が今年度から実施されることになっている
        のに、何故急に町として実施するのか、もう少し様子を見たうえで内容を検討したらどうか
        というものです。
       本人:賛成  議会:賛成多数で可決       
議案第 2号:野木町個人情報保護条例等の一部を改正する条例について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第 3号:野木町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第 4号:野木町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について
       本人:賛成  議会:全員賛成で可決
議案第 5号:職員の配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条例について
       本人:賛成  議会:全員賛成で可決
議案第 6号:野木町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に
       ついて
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第 7号:単純労務職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第 8号:野木町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第 9号:野木町税条例等の一部を改正する条例について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第10号:栃木県南公設地方卸売市場事務組合規約の変更について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第11号:栃木県南公設地方卸売市場事務組合の解散について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第12号:栃木県南公設地方卸売市場事務組合の解散に伴う財産処分について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第13号:平成28年度一般会計補正予算(第8号)について
       本人:賛成  議会:賛成多数により可決
議案第14号:平成28年度野木町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第15号:平成28年度野木町介護保険特別会計補正予算(第4号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第16号:平成28年度野木町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第17号:平成28年度野木町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第18号:平成28年度野木町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第19号:平成28年度野木町営墓地事業特別会計予算(第1号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第20号:平成28年度野木町野木東工業団地周辺開発事業特別会計予算(第4号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第21号:平成28年度野木町水道事業会計補正予算(第3号)について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第22号:平成29年度野木町一般会計予算について
       本人:賛成  議会:賛成多数により可決
議案第23号:平成29年度野木町国民健康保険特別会計予算について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第24号:平成29年度野木町介護保険特別会計予算について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第25号:平成29年度野木町後期高齢者医療事業特別会計予算について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第26号:平成29年度野木町農業集落排水事業特別会計予算について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第27号:平成29年度野木町公共下水道事業特別会計予算について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第28号:平成29年度野木町営墓地事業特別会計予算について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第29号:平成29年度野木町野木東工業団地周辺開発事業会計予算について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
議案第30号:平成29年度野木町水道事業会計予算について
       本人:賛成  議会:全員賛成により可決
報告第1号 :専決処分事項の報告について(専決第1号)
       (野木町大字若林地内における道路(町道若林南赤塚1号線)陥没によるタイヤ破損事故)


 次に、長くなりますが、一般質問を行いましたので、原文のまま質問内容を掲載します。
一般質問:
◆総括質問(演台上で行う質問です。)
 議長の許可をいただきましたので総括質問を行います。

 質問に入る前に、この3月を持ちまして退職される皆さまには奉職されてから長い間、町民サービスの向上のためにご尽力をいただきましたことに対しまして、町民の一人としまして心より感謝を申し上げますとともに、今後とも健康で充実した生活を送られますことを祈念申し上げます。

先の通知書に従いまして「施政方針について」質問を行います。
先ずは、「町政運営の基本方針」に関連して伺います。
 町長は、「町政運営の基本方針」において、国政においては「経済の好循環」「地方創生」「1億総活躍社会」の実現にむけて、各政策を実施していくことになっていると位置づけています。  
また新聞報道等によれば、県知事は、17年度当初予算編成は「地方創生のさらなる深化など」に重点を置いた予算編成を行ったと解説されています。
いずれにしましても、国、県の政策のどちらも「地方創生」を主軸に据えた今年度の政策運営となっていると理解できます。
しかし町長の施政方針においては、「地方創生」「野木町総合戦略」に触れた文言(もんごん)は見受けられないため、国、県の政策運営との関連が読み取れません。
ついては、次のことについて伺います。          
1.施政方針と国政の各施策との関連について

(1)施政方針の策定においては、国政の「経済の好循環」「地方創生」「1億総活躍社会」の各政策と連動を図る必要があると考えるが、どう整合性がとられていると理解したらよいのか。

2.人口減少対応策について

(1)町長が思考する人口減少対応策とはなにか。

 次に、「少子高齢化対策」に関連して伺います。
子育て支援策について、新たな施策として中学生の海外派遣事業を実施するとのことであります。
他市町の状況を参考に検討されたことと推察しますが、町の財政収入は無限ではないので、これまでに実施されている各施策等との関連を考慮する必要があると考えます。
ついては、次のことについて伺います。

3.中学生海外派遣事業について

(1)町長が目指す国際性を備えた人材像とはなにか。

(2)海外派遣事業の内容はなにか。

(3)ALT増員との関連において事業の必要性はなにか。

(4)検討を進めている姉妹都市構想との整合性はどうか。

(5)2020年目途として進められている小学校の英語教科義務化に向けた対応はどうなっているのか、また派遣事業との関連はどうか。

 最後に、「町の活性化策」に関連して伺います。
町としては、今後も観光と学習の拠点として、野木町煉瓦窯周辺整備をさらに促進していくとのことですが、これを推進するについては、平成27年3月に策定した「水と緑と歴史のふるさとプラン」に基づいて対応しているものと理解します。
同プランにおいては、具体的な取り組みについて、関連プロジェトの分類・箇所「資源の魅力アップ・野木町煉瓦窯」においてプロジェクト内容を整理し、取り組みを具体化していくこととしています。
しかし現状においては、「取り組みの具体化」に向けた実行計画と工程表が示されておらず、その都度、個々の事業案件として提示されてきますので、終局的な全体計画とそれに要する投資総額は掴めないままに進むことになっています。
 また、施政方針においては、ラムサール条約に登録された渡良瀬遊水地の活用について一切触れていないようですが、この点について、併せてお聞きします。
ついては、次のことについて伺います。

4.野木町煉瓦窯を中核とした観光施策について

(1)野木町煉瓦窯周辺整備計画について

 ① オープン後の来客数及び経済効果の実績はどうか。

 ② 周辺整備計画の全体像はなにか。

 ③ 上記②の進捗状況と今後の予定はなにか。

 ④ 実施済み事業及び今後予定の事業の予算額はいくらか。

(2)渡良瀬遊水地の活用について

 ① 町が考える具体的な活用はなにか。

 ② 他市町との連携とはなにか。

 以上、総括質問と致します。

 ◆個別質問(質問席にて行う質問です。)

 1.施政方針と国政の各施策に関連して伺います。

 ① 只今の答弁において、野木町総合戦略に基づき4つの基本目標を掲げてそれぞれの事業を展開しているとのことですが、その4つの基本目標と国の施策との関連は、どうなっているのでしょうか。

 ①-2 何故、施政方針と野木町総合戦略との関連についてお伺いしたかと言いますと、野木町総合戦略に基づいた施策を着実に推進することが施政方針の基本ではないかと考えるからです。
今回の施政方針に盛り込まれています新たに実施するとされている事業、例えば奨学金制度の導入や中学生海外派遣は、野木町総合戦略や、それと連動しているはずの「キラリのぎプラン(第8次野木町総合計画)」のいずれにおいても基本目標や実施項目として計画されていません。
参考に、英語教育に関しては、「キラリのぎプラン」において「学校教育の充実」の「施策―2:英語教育の推進」として位置づけられています。
そしてその施策の概要には、「小中学校に配置されているALT(外国語指導助手)を増員するだけでなく、さらに幼稚園や保育園にもALTを配置するなど、グロバル化の進展に対応した早期英語教育を充実させることで、語学力の向上や、諸外国への理解を深めます。」と書かれています。
野木町総合戦略を策定する委員会の1メンバーとして参加した自分としては、是非、この総合戦略を深化する方向で取り組んでいただければと思います。

次の質問に移ります。
2.中学生海外派遣事業に関連して伺います。
② 直接的に肌で海外文化に触れる機会を創ることは子どもたちにとって有意義なことであると思います。
しかしながら、公費負担により実施する上では、単に海外文化に触れるということだけでは、町民の納得を得ることは難しいのではないかと拝察します。   その意味から、この体験が子どもの将来に生かされていくことが求められると考えますが、語学力イコール英語力を培(つちか)うこととの関連では、どのように考えられているのでしょうか。

②-2 文部科学省は、2019年度から新たに実施予定の英語について、「読む・聞く・書く・話す」の4技能のうち「話す」力の調査を、パソコンやタブレット端末でやりとりを録音する方式で行う案を専門家会議で示しているということでもあり、英語力のトータルアップを図る対応策を措置することが喫緊(きっきん)なことではないかと考えます。

次の質問に移ります。

3.次に、野木煉瓦窯に関連して伺います。
③ ホフマン館の研修室の活用状況はどのような状況でしょうか。

④ 利用状況から判断して、今後の課題はなんでしょうか。
併せて、その課題にどのように対応していく考えなのか、お尋ねします。