町興し! 秩父市

 5月5日のこどもの日に孫と共に義母の希望で秩父市で開催されている芝桜まつりに行ってきました。会場は羊山公園の「芝桜の丘」です。

 幸いに当日は晴天に恵まれました。朝8時過ぎに家を出て11時30分頃には着くことができました。途中で休憩したこともあり若干時間は懸りましたが、交通渋滞に遭うこともなかったため運転者の妻も楽だったようです。

羊山公園・芝桜の丘

羊山公園・芝桜の丘

 

 

 

羊山公園・芝桜の丘

羊山公園・芝桜の丘

 

 

 

 

 


 大勢の見物客が来場されていましたが、若い方が多かったことは驚きです。

 会場と駐車場は原則シャトルバスを利用することになっていましたが、義母が身障者手帳を保持していたこともあり、会場間近の駐車場まで乗り入れることができました。車いすも借りられましたので、身障者にもやさしい会場運営に配慮されていることが感じられました。

 また、来場されている車のナンバーを見ると、川崎、横浜など県外から来られている見物客も多かったようです。
 義母がテレビで催し物の案内を知ったことを考え合わせると、広報のやり方も影響しているのかも知れません。

 翻って、我が野木町においては夏のひまわりフェスティバル、今年初めて実施された春の桜まつりが恒例行事と位置づけられています。徐々に町の観光行事として近隣でも認知されてきているようですが、果たして東京や神奈川方面の方々にとってはどうでしょうか。最近宇都宮線が熱海まで乗り入れ直行となったことを考え合わせる必要もあるのではないでしょうか。
 
  また、当日の会場の運営関係者は無論ですが、会場近くの住民の皆さまもこのイベントを盛り上げようと協力されているような印象を受けました。
 
 一口に観光というと観光資源に視点が行きがちになりますが、わが町のようにそこにあるだけで観光客を呼べるという日光の東照宮のような観光資源がないところでは、もっと基本的なところから町の観光の在り方を考える必要があると思います。
 過日の一般質問において指摘したところですが、「野木町における観光に関する基本構想」を策定することを再度、提言します。
 構想においてはまず、「野木町における観光とは何かとあり方」を明確にすることです。観光についての町民の認識と理解がバラバラでは全町民が一体となった取り組みになり得ません。それでは対外的に有効なアピールを行うことは難しいでしょう。
 口では「おもてなしが大切!」と言っても町全体がその意識を共有し行動で示せる状態になければ観光の町と自称し対外的に発信することができないことは、他市の成功例を見ればハッキリとしています。一部の町民の方といえども納得感欠如や違和感があるようでは来町者に良い印象を感じてもらうことは難しいでしょう。

 この環境づくりとお膳立てを行うのが行政であり、町執行部の責務ではないでしょうか。
野木町の将来の命運を握るであろう野木町版地方創生に取り組まなければなりません。
 当然ですが、我われ議員・議会も同じ土俵にあることは無論です。