令和2年第5回野木町議会定例会(9月定例議会と表現することもあります。)が、9月7日(月)~
18日(金)の会期で開催されました。
今定例議会の主要な審議事項は、令和元年度一般会計歳入歳出決算及び特別会計歳入歳出決算についてで
す。
閉会後、大分時間が経ってからの報告になりますが、「議会だより」が発行された後に掲載することにしまし
たので、お許しをたまわりご照覧いただければ幸いです。
また、掲載にあたりましては、審議内容の詳細を割愛させていただきます。
議案資料の詳細及び審議内容の詳細につきましては、お手数ですが、議会事務局において閲覧していただけま
すようお願いいたします。
なお、補正予算の取り扱いについては、議会運営委員会において常任委員会付託とするか、本会議で審議す
るかを決めることとしています。
当会の議事及び審議結果は、以下のとおりです。
議案第 1号:野木町いじめ防止対策推進条例の制定について
*いじめ防止対策推進法の規定に基づき策定された野木町いじめ防止基本方針にのっとり、いじ
めの未然防止、いじめの早期発見及びいじめへの対処に関する基本理念を定めるとともに、児
童生徒に対するいじめの防止等の推進に関し基本となる事項を定めることにより、野木町の全
ての児童生徒がいじめのない健やかで充実した生活を送ることを目的とし、本条例を制定する
ものであり、並びに各組織の委員の報酬を定めるため、関係条例の一部を改正するものです。
*文教民生常任委員会に付託され、委員会採決は認定でした。
本人:不採決 議会:全員賛成により可決
議案第 2号:野木町長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について
*町長等の給与減額の期間が終了することに伴い、給与減額を継続するため、本条例の一部を改
正するものです。
*令和2年6月1日から令和3年3月31日までの期間に限り、町長20%減額、副町長10%
減額、教育長5%減額するものです。
624,000円、558,000円、551,000円
本人:不採決 議会:全員賛成により可決
議案第 3号:野木町税条例の一部を改正する条例について
*地方税法等の一部改正に伴い改正法律との整合性を図るため、本条例の一部を改正するもので
す。
本人:不採決 議会:全員賛成により可決
議案第 4号:野木町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
*新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が著しく減少した被保険者等に係る国民保険税
の減免の特例を設けるため、本条例の一部を改正するものです。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第 5号:野木町介護保険条例の一部を改正する条例について
*新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が著しく減少した第1号被保険者等に係る保険
料の減免の特例を設けるため、本条例の一部を改正するものです。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第 6号:令和元年度野木町一般会計歳入歳出決算の認定について
*歳入総額 8,551,259,993円、歳出総額 8,175,776,550円です。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は認定でした。
本人:不採決 議会:賛成多数で可決
議案第 7号:令和元年度野木町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
*歳入総額 2,791,187,618円 歳出総額 2,753,563,594円です。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は認定でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第 8号:令和元年度野木町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
*歳入総額 2,044,511,662円 歳出総額 2,001,282,038円です。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は認定でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第 9号:令和元年度野木町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
*歳入総額 317,538,760円 歳出総額 314,483,064円です。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は認定でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第10号:令和元年度野木町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について
*歳入総額 65,338,276円 歳出総額 57,266,645円です。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は認定でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第11号:令和元年度野木町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
*歳入総額 742,982,521円 歳出総額 734,858,556円です。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は認定でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第12号:令和元年度野木町営墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定について
*歳入総額 41,320,264円 歳出総額15、275,342 円です。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は認定でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第13号:令和2年度野木町水道事業会計歳入歳出決算の認定について
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は認定でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第14号:令和元年度野木町一般会計補正予算(第4号)について
*歳入歳出予算の総額にそれぞれ72,251千円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ
10,799,960千円とします。
*児童生徒用タブレット等の購入費用として87,907千円を追加したものです。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は可決でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第15号:令和2年度野木町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について
*歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,604千円を減額し、歳入歳出の総額をそれぞれ2,
688,026千円とします。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は可決でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第16号:令和2年度野木町介護保険特別会計補正予算(第1号)について
*歳入歳出予算の総額にそれぞれ37,608千円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ
2,041,844千円とします。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は可決でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第17号:令和2年度野木町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について
*歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,677千円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ
328,221千円とします。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は可決でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第18号:令和2年度野木町水道事業特別会計補正予算(第1号)について
*収益的支出の予定額を5,434千円追加し、水道事業費用を387,629千円、
及び資本的支出の予定額を2,058千円減額し、資本的支出を261,239千円
とします。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は可決でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第19号:令和2年度野木町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について
*下水道事業費用を10,750千円を減額し、総額を634,957千円とし、及び
農業集落排水事業費用を5,865千円を減額し、総額を60,377千円とするも
のです。
*予算決算常任委員会に付託され、委員会採決は可決でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第20号:工事委託に関する協定の締結について
*野木町公共下水道逆川排水機場耐震補強工事委託に関する協定
逆川排水機場の耐震補強工事を円滑に進めるため、「地方共同法人 日本下水道事業
団」に工事委託をするものです。
本人*不採決 議会:全員賛成で可決
議案第21号:町有財産の取得について
*児童生徒用タブレット等購入のため、議決を求めるものです。
*取得価格 48,780,000円
富士電機ITソリューション株式会社 北関東店
*児童用・生徒用タブレット 富士通ARROWS Tab Q7310/DEG 490台
教員用タブレット 富士通ARROWS Tab Q7310/DE 50台
関連ソフトライセンス、関連設定作業等
本人*不採決 議会:全員賛成で可決
議案第22号:町道路線の認定について
*町道に認定するものです。
松原84号線:225.3m
*総務経済常任委員会に付託され、委員会採決は可決でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第23号:町道路線の変更について
*町道に認定するものです。
一級幹線1号線、潤島丸林2号線、潤島64号線、潤島7号線
*総務経済常任委員会に付託され、委員会採決は可決でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第24号:町道路線の廃止について
*町道路線を変更するものです。
一級幹線3号線 590.0m
*総務経済常任委員会に付託され、委員会採決は可決でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
議案第25号:固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
*任期満了に伴い、教育長を選任するため、議会の同意を求めるものです。
*渡邉 佐一(再任) 昭和29年3月17日生
本人:不採決 議会:全員賛成で同意
議案第26号:教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
*町長等の給与減額の期間が終了することに伴い、給与減額を継続するた
め、本条例の一部を改正するものです。
*減額期間を「令和2年8月23日」から「令和2年9月30日」に改め
る。
*議案第2号に関連しています。
本人:不採決 議会:全員賛成で同意
議案第27号:専決処分事項の承認を求めること(専決第5号)(野木町長等の給与及び
旅費に関する条例の一部を改正する条例)
*令和2年6月1日から令和2年9月30日までの期間に限り、議案第2
号と同額とするものです。
本人:不採決 議会:全員賛成で同意
追加議案 :新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方
第1号 税財源の確保を求める意見書
*総務経済常任委員会に付託され、委員会採決は可決でした。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
追加日程 :新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方
税財源の確保を求める意見書の提出について
*追加議案第1号に関連する意見書の提出について諮るものです。
本人:不採決 議会:全員賛成で可決
追加日程 :柿沼守前野木町議会議員の名誉を回復する決議
*3名の議員の連名で動議として提出されたものです。
*柿沼氏が意見書提出者を名誉棄損で地裁に訴えた結果、地裁判決として
勝訴になったことを受けて、その判断を基に提出されたものです。
*地裁判決後、意見提出者が地裁判決を不服として高裁に控訴中であり、
現時点では司法の最終的な判断は示されていませんので、地裁勝訴を
もって全面勝訴という理由には無理があります。
*議会の議決判断は、司法判断(裁判結果)によりその議決を取り消す
などはありえないことです。司法として議会の判断(議決行為)を取
り消すことはありえないようです。
本人:不採決 議会:賛成少数で否決
報告第1号:令和元年健全化判断比率及び資金不足比率の報告について
*1.健全化判断比率
・実質赤字比率 — (14.83%)
・連結実質赤字比率 — (19.83%)
・実質公債費比率 7.4% (25.00%)
・将来負担比率 31.4% (350.00%)
2.資金不足比率
・農業集落排水事業特別会計 — (20.00%)
・公共下水道事業特別会計 — (20.00%)
・野木東工業団地周辺開発事業特別会計— (20.00%)
・水道事業会計 — (20.00%)
注1:「—」は、赤字又は資金不足を生じていないため当該数値については、該当し
ない。
注2:( )内は、当町の平成30年度決算に係る早期健全化基準又は経営健全化基
準を表す。
3.監査委員の所見
(1)審査の概要
この審査は、町長から提出された健全化判断比率及び資金不足比率並びに、その算
定の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかを主眼として実
施した。
(2)審査の意見
① 総合意見
審査に付された健全化判断比率及び資金不足比率並びに、その算定の基礎となる事
項を起債した書類は、いずれも適切に作成されていると認められた。
② 個別意見
ア.実質赤字比率について
令和元年度の実質赤字比率は、実質赤字額を生じていないため該当なしとなっ
ている。
イ.連結実質赤字比率について
令和元年度の連結実質赤字比率は、連結実質赤字額を生じていないため該当な
しとなっている。
ウ.実質公債費比率について
令和元年度の実質公債費比率は7.4%となっており、これは早期健全化基準
の25.0%を下回っている。
エ.将来負担比率について
令和元年度の将来負担比率は31.2%となっており、昨年度よりさらに上昇
している。早期健全化基準の枠内ではあるが、地方債は世代間を超えた公平負
担を目的として起こされる一面を有することから、計画的な事業計画と適切な
費用負担を見通した起債計画を立て、将来に過大な負担を残さない安定した財
政運営を行うよう特に留意されたい。
(3)是正改善を要する事項
指摘すべき事項は、特にない。
報告第2号:専決処分事項(専決第1号)の報告について
*地方自治法第180条第1項の規定及び議会の委任による長の専決処分事項の指定についてに
基づき、専決処分をしたため、議会に報告するものです。
*野木町大字友沼地内における物損事故(車両事故)について、町の義務に属する損害賠償の額
を決定し和解するものです。
*損害賠償の額の決定及び和解について
1.損害賠償額 48,400円
2.和解の内容
(1)町は、損害賠償の相手方に前項の損害賠償額を支払う。
(2)各当事者は、互いにこのほかの請求権を放棄し、前号に定める以外の請求をしない。
報告第3号:専決処分事項(専決第1号)の報告について
*地方自治法第180条第1項の規定及び議会の委任による長の専決処分事項の指定についてに
基づき、専決処分をしたため、議会に報告するものです。
*野木町大字丸林地内における物損事故(車両事故)について、町の義務に属する損害賠償の額
を決定し和解するものです。
*損害賠償の額の決定及び和解について
1.損害賠償額 13,860円
2.和解の内容
(1)町は、損害賠償の相手方に損害賠償額を支払い、損害賠償の相手方は、町に104,
567円を支払う。
(2)各当事者は、互いにこのほかの請求権を放棄し、前号に定める以外の請求をしない。
( 追記 )
この度の決算については、常任委員会制度に移行した後、二回目の決算審議になりました。
後日、今回の決算審議についての反省会を常任委員会で開催する予定でありますので、審議時間や提出要求
資料等について話し合い、その結果を議会としての取りまとめ、3月定例会における次年度予算の審議に活
かしていきたいと思います。
今後とも、予算審議、決算審議の在り方について議論し、議会として改善に繋げていきたいと考えます。