平成27年度 福祉講演会を傾聴!

 平成27年12月13日(日)午後1時~3時、野木町文化会館(野木エニスホール)小ホールにおいて、野木町社会福祉協議会主催による「平成27年度 福祉講演会」が開催されました。
文教民生常任委員長の任にある私自身は協議会に2人いる監事に任命されていることもあり、主催者の役員として出席しました。
 今年の講演会は、最初に福祉活動に積極的に協力され、多くの貢献等をされた12個人・団体に対し感謝状の贈呈が行われ、その後講師として来町していただきました道志 真弓様による「『生きている』幸せを感じて~奇跡の生命と共に生きた8年8ヶ月~」というタイトルでの講演が行われました。
当日は多くの皆さまに来場していただきまして、役員の一人としましてご協力に感謝を申し上げます。

 講師の道志様は、以下の経歴をお持ちの方です。
 ・2007~2011年 熊本市人権教育講師
 ・北日本放送「アンタッチャブル」リポーター
 ・熊本朝日放送「くまもと家族日記」ナビゲーター
 ・熊本日日新聞情報誌「テリすぱ」料理コラムニスト 他

 講話は大変感動的な内容でした。
不妊治療の末、やっと授かった娘さんが、世界でも数十例の染色体異常と診断され、8歳で他界されました。
歩くことも出来なかったが、娘さんを囲んでの生活は笑顔が絶えない日々であったということです。
娘さんが家族に教えてくださったこと、そして生きるという素晴らしさなど、講演を通じて、来場者と一緒に考えていけたらというお話です。

 会場からは嗚咽を押さえている雰囲気が感じ取れました。
子、孫を持つ自分として、あらためて考えさせられるお話でした。
一つの命は一つの意味をもっていること、命は自分のものではないこと、そして親の思い・兄妹の思いなど、また親子ということだけではなく、真の人間としての在り方、優しさ、価値とは、といろいろ多くのことを考えさせられました。

振り返ってみて、我が町は、身障者等生活弱者にとって真に優しい住みやすい町となっているでしょうか。
一人の議員としてのみならず議会全体として更に考え、少しでも前進させていきたいと思っています。