栃木市岩舟 遊楽々館(ゆららかん)を体験!

 4月19日(月)に知人の誘いにより、栃木市岩舟総合運動公園にある健康福祉センター「遊楽々館(ゆら
らかん)」へ体験入浴に行ってきました。
最近までは同市大平にある健康福祉センター「ゆうゆうプラザ」へ入浴に行っていましたが先日、天井落下の
事故が発生し同施設が休止しているため、他の施設も体験してみようということとなり、同館を訪問したもの
です。
 我が野木町においても同じ施設として健康センター「ゆ~らんど」が設営されていますが、栃木市のこれら
二つの健康センターと比較すると、センターを設置した目的と配置した機能の構想に大きな違いがあるように
感じます。
 まず、栃木市の二つの健康センターについて概説します。
二つの健康センターに共通する事項になりますが、いずれの健康センターも複合施設として構築されています。
健康面では、トレーニング室兼機能回復訓練室、健康相談室、検診室、会議室、診察室、調理実習室、また福
祉では、浴場(浴室、ミストサウナ)、大広間(カラオケ装置付き舞台有り)、静養室、ならびに管理事務室
(社会福祉協議会岩舟支所及び大平支所が入居)が併設されています。
なお、大平の健康センター内においては外部事業者による飲食店方式で食事提供が行われています。
 ところで我が町では、いうまでもありませんが、健康センターの同一場所に施設として設置されているのは、
「ゆ~らんど」の入浴施設と小規模の広間です。

 では何故、このような違いになっているのでしょうか。
私なりに考察した結論は、次の二つの理由によると考えます。
 1.我が町における現存の健康センター「ゆ~らんど」は元々、ゴミ処理施設を設置するときの地元住民に
  対する優遇施設と位置づけ、ゴミ処理の際に生じる余熱を活用するために現地に設置したと想われること
  です。
 2.ホープ館という施設が先行立地していたこともあり、(構想立案に当たって当然検討されたと想像しま
  すが、)また残念ながら上記1の制約から、利用者である町民の視点に立った健康センター構想が十分に
  検討されないままに推移してきたと想われます。

 以上のことを踏まえ、今後の方向性については、次のように考えます。
 1.利用者である町民の視点に立った健康センターの将来構想を策定する。
 2.構想の策定に当たって次のことを配慮する。
  ① 健康寿命の延伸に寄与する機能を持つこと
  ② 福祉に寄与する機能を持つこと
  ③ 地域自治の活動に寄与する機能を持つこと
  ④ 地域包括支援センターとしての機能を持つこと
  ⑤ 子育て世代に寄与する機能を持つこと
 3.ランニングコスト(管理運営費)を削減するためにも複合施設化を図る。

岩舟総合運動公園

岩舟総合運動公園

岩舟総合運動公園

岩舟総合運動公園

岩舟健康センター正面

岩舟健康センター正面

岩舟健康センター入口

岩舟健康センター入口

 

 

 

 

 

 

健康センター内配置図

健康センター内配置図